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明治安田生命J1リーグ第21節 鹿島戦 前日ブルーノ コンカコーチ会見

115月
5月11日(火)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、12日(水)に行われる明治安田生命J1リーグ第21節の鹿島アントラーズ戦に向けて、ブルーノ コンカコーチがオンラインでの記者会見を行いました。

ブルーノ コンカコーチ


ー前節の試合の終わらせ方についてですが、今までは守備力を高めて試合を締めることが多かった中で、前からプレッシャーを掛けにいきました。選手たちも前に出て仕事をしたいとも言っていましたが、そういったモチベーションをどのように感じていますか?

どういう試合を行ったから、今までどうだったから、チームとしてどういうことを行なおうとしているとか、今まではそういった局面でチームとしてボールを持つことよりもまず守ると位置づけていたけど、今日からは逆にそうではないやり方をするというようなレベルの話ではないと思います。各試合のその瞬間ごとに相手になにをぶつけるのが相応しいかを選ぶ中で、どちらかというと優先的に後ろに引いて受ける形を作る試合が多かっただけであって、相手によっては我々がボールを持って相手に攻めこませることすらさせないやり方をできる、そこにリスクがないと判断した場合にはそういう形もできるのかなと。それはうちだけの話ではなく、サッカーはそういうものだと思います。選手たちがこうやってやるほうを好むとかそういうレベルではなくて、どうすれば勝てるかということしか考えていませんし、選手も同じように考えていると思います。前々節の川崎(フロンターレ)戦では、我々が敗れはしましたけど、3点のリードがある状態でいつもの川崎らしい試合の終わらせ方ができたかと言うとそうではなかった。なぜかと言うと、我々がそれをやらせなかったということがありますので、あの川崎でさえ、どういった試合の締め方をしたいか、相手によっては最後までコントロールできないこともあると見ていただくと、サッカーはそういうものだと我々が位置づけているのと同じ見方をしてもらえるのかなと思います。


ー次節対戦する鹿島アントラーズは監督が代わり、勢いにのっていると思います。前回対戦時とどういった違いがあると見ていますか?

監督が代わったことによる影響について、我々外部の人間が好き勝手話すのは全くもって相応しくないと思います。ただその中で言えることは、今結果が出ている中で、勝っている勢いがチームのプレーに表れていて、おっしゃっていただいたようにのっているという感じを受けています。今の監督もすごくいいサッカーをしていると見ていますし、アグレッシブに自分たちから主導権を握ろうとするサッカーをしているので、そういった評価をした上で対策を立てて準備をしています。


ーフィールドプレーヤーでは丸山祐市選手と吉田豊選手がフル出場を続けています。現時点での彼らの疲労度をどのように感じていますか?

今日の時点で彼らがどういうコンディションかと言うと、直近のセレッソ(大阪)戦でも2人ともパフォーマンスがすごく良かった。プレーできない状態と判断したら使っていないので、出続けているということは、疲労度に関しては毎試合しっかりとコンディションを保てていると評価しています。


ー鹿島戦は前節もインテンシティの高い試合を行っていました。どういったことがポイントになると考えていますか?

(鹿島は)自分たちのやり方に自信を持って取り組んでいる中で、アグレッシブなスタイルをグラウンドで表現できていると思います。まずはその勢いをもろにくらわないために賢いサッカーをする必要があるかなと。シチュエーションごとに、まず常に人数的に相手を上回れるような人の置き方をするべきだと判断しています。(鹿島は)守備のシチュエーションでも仕掛けながら守るという形をやっていくと思いますので、そこに対しても人数をしっかり掛けることで相手が抑えきれないように、常に相手とのバランス感覚が勝負になると思います。前節対戦したセレッソは緩急の変化をつけて、あえて一度ゆっくりしながらすきを作らせて攻めるというやり方でしたが、鹿島はガンガンくると思いますので、試合へのアプローチから全く違った試合をイメージした上で闘う必要があると考えています。