5/9(水)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第5節が行われました。名古屋グランパスは埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦し、0-2で敗戦。試合終了後、榎本大輝選手、深堀隼平選手が試合を振り返りました。
榎本大輝選手
—今日の試合がプロデビュー戦となりました。今の心境を教えてください。
率直に楽しかったですけど、失点に絡んでしまいました。そこは反省しないといけないと感じています。
—試合の序盤は積極的にドリブルを仕掛けていくシーンが目立ちました。
自分の特長をアピールしようと思って、最初から仕掛けていきました。いい形で試合に入れたことは、良かったです。
—後半はボールに触れる時間が減ってしまった印象です。
なかなかうまく自分のタイミングでボールをもらえなかったのと、デビュー戦だったので周りが見えていなかったですね。そこを気をつけていけば、今後はいい位置でもうまくボールをもらえると思います。
—失点のシーンに絡んだ場面は、プロの厳しさを感じたのではないでしょうか?
そうですね。当たり前ですよね、あんな場所で取られてしまったら。ああいった場所で取られないように、パスをつないで攻撃に結び付けられるようにしたいです。
—ゴール前に侵入する場面があったように、ドリブルやスピードが通用するという手応えも得たのではないでしょうか?
まだまだですね。結局倒されてしまっているので。当たらなかったらそのまま交わしてシュートまで持っていけていました。そういう部分で自分の甘さを感じました。
—先発で出場しました。ピッチからはどのような風景が見えていましたか?
すごいなと思いました(笑)。大学では体験できないものでしたね。
—風間監督は「トライする姿勢が非常にいい。試合を決められる選手になってほしい」と会見で語っていました。
得点に絡んでチームに貢献できるようになりたいです。
—スタメンと告げられた時はどのような気持ちでしたか?
特に緊張することもなく、楽しんでやろうと思いました。
—前半は日本代表の槙野智章選手とのマッチアップがありました。
抜けなかったですね。悔しかったです。「抜いてやろう」と思っていましたけど、速かったし、強かった。今までに見たことない感じでした。
—後半にはDFに挟まれて倒れたシーンがありました。あの場面を振り返ってください。
周りを見えていなかったということもありますけど、自分ではいいタッチができている感触はありました。だけど、(相手の)速さで潰されてしまいました。そこをできなかったので、もっとトライしていきたいと思います。「プロの洗礼」という感じですね。
—体格の大きな選手が相手となりました。体格差についてはどう感じましたか?
逆に小さい分、細かいところに入っていけるので。相手が出してきた足のところに入っていけます。先に動ければいけると思います。でも今日は、当てられてバランスを崩してしまいました。そこは自分の実力不足です。
—試合中は長谷川アーリアジャスール選手から声を掛けられてる場面がありました。どのような会話をしていたのでしょうか?
試合のことはあまり覚えていないです。おそらく守備の動きについてだったと思います。守備があまりうまくないので、そこを修正してくれたんだと思いますね。
—最初に「楽しかった」と応えていましたが、具体的に教えてください。
プロの舞台でやれる楽しさですね。周りのレベルも高くて、本当にいい経験になりました。
—サポーターの声は聞こえましたか?
集中していて……。いっぱいいっぱいでした。でもちょっとは聞こえました。
—これまでにいっぱいいっぱいになった経験はありましたか?
なかったですね。これまでは好き勝手にやらせてもらっていたので、今になってそのツケが回ってきた感じです。
—ベンチの中と外では違いがありましたか?
全然違いますね。緊張感が違いました。あまり緊張するタイプではないんですけど。
—風間監督のサッカーは勉強になりますか?
とてもなります。自分がうまくなるために、いい環境でやれていると思います。
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