NGE

【こどもの日企画】俺たちの少年時代(吉田豊編)

55月

『INSIDE GRAMPUS』ではこどもの日にちなんで、「少年時代」をテーマにインタビューを実施。プロサッカー選手はどんな子ども時代を過ごしてきたのか。第1回は吉田豊選手に、子どもの頃にやっていた遊びやサッカーのことなど、小学生時代を中心に、少年時代にまつわるあれこれを聞きました!


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


今回はこどもの日にちなんで、選手たちの少年時代の話を聞いていきたいと思います。吉田選手はどんな子どもでしたか?

吉田 活発な少年だったと思います。基本的に外で遊んでいて元気いっぱいでしたね。外では泥団子を作ったり、鬼ごっこをしたり、サッカーをしていました。


2019年のファンクラブ会報誌「Grafan vol.5」での丸山祐市選手との対談時に、自然に囲まれた場所で育ったという話がありました。

吉田 地元は静岡県の東部の方で、名古屋や東京のような大都会ではなくて、ちょっと行けば山や茶畑があるような場所ですね。マルのような都会っ子ではなかったです。遊ぶ場所といえば森(笑)。娯楽施設は小さなゲームセンターが転々とあったり、バッティングセンターがあるくらい。中学生くらいの時に大きなショッピングモールができて、結構騒がれましたね。大きなショッピングモールはその一個しかなくて、それができる時に騒がれたぐらいの田舎です(笑)。


森ではどんな遊びをしていましたか?

吉田 虫を捕ったり、木に登ったり、秘密基地を作ったり。あとは川でカニを捕まえたりしていましたよ。探検しに行くみたいなイメージでしたね。


秘密基地はどんなものを作っていたんですか?

吉田 木の上に作っていて、出入りするためにはつるを使って上がるんです。だから敵が来てもつるを引き上げれば、上がって来れないぜ、みたいな(笑)。敵なんか来ないんですけどね(笑)。


材料は木ですか?

吉田 そうですね、木の枝を組み合わせて、その上に葉っぱを敷く。上は葉っぱを紐で引っ張って屋根みたいな感じにしたりとかして、木の上なので水とかもある程度大丈夫なんですよ。そこに自分で作ったお弁当とかお菓子を持って行って食べたりしていましたね。なにもないんだけど、ただ周りを見て、警備もしていました(笑)。どうしようもない遊びですよね(笑)。


猪鍋をよく食べていたという話もありました。

(残り: 5983文字 / 全文: 6951文字)

この続きをみるには

この記事の続きは会員限定です。
JリーグID登録と購読手続が
完了するとお読みいただけます。