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【名古屋グランパスU-18】高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 WEST 第4節サンフレッチェ広島F.Cユース戦 試合結果+試合後コメント

264月

4月25日(日)、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 WESTの第4節が行われました。名古屋グランパスU-18はトヨタスポーツセンターでサンフレッチェ広島F.Cユースと対戦し、2-2で引き分け。試合結果とともに監督、選手のコメントをお届けします。


[開始時間]

11:00


[試合会場]

トヨタスポーツセンター


[試合結果]

名古屋グランパスU-18:2-2:サンフレッチェ広島F.Cユース


[名古屋グランパスU-18メンバー]

GK:宮本 流維 

DF:佐橋 杜真、吉田 温紀、葉山 新之輔、伊藤 康太

MF:加藤 玄、佐藤 大晴、齊藤 洋大、甲田 英將

FW:豊田 晃大、真鍋 隼虎


61分 齊藤 洋大→貴田 遼河

76分 佐藤 大晴→鈴木 陽人


[得点]

3分 真鍋 隼虎

28分 佐藤 大晴

※名古屋グランパスU-18のみ


古賀聡監督


ー試合の総括をお願いします。

相手の時間帯の流れをなかなか断ち切ることができなかったというところですね。自分たちの流れの時間の中でチャンスを作り出して、点を決められことは良かったと思いますが、相手の時間帯になった時、前半の最後であったり、後半の最初の時間をしのいで自分たちの流れに持っていくというところ。そのために必要な基本的な要素をもっともっと理解して、把握して、みんなで共有して闘えたらなと思いました。


ー選手たちも90分間自分たちがコントロールしたいと言っていますが、悪い時間に立ち返る場所をもう一回突き詰めたいというところですか?

そうですね。攻撃から守備への切り替えもそうですし、ファーストディフェンダーを決めて、奪って、最初のポジションを修正してというのをもっと能動的に、受け身にならずに守備に入った時もやれれば、流れは自ずと自分たちのものになると思います。そこはまだ足りないないところは、彼ら自身も2-2というスコアに表れていると言っていました。もっとトレーニングして高めていかないとということは選手たちも言っていました。来週は試合がないので、トレーニングでしっかりと立ち返って高めていきたいと思っています。


ー暑さで少し運動量が落ちてきた中で1年生2人を投入して活性化できたのかなと思います。

そうですね。まだまだ貴田遼河は力を出し切れていないと思います。鈴木陽人は残り15分で、クロスにあわせる意識であったり、仕掛ける意識でチャンスを作り出したと感じます。トレーニングから意識高く、競争に絡んで名乗りを上げているところなので、そういった意味でもチームを活性化させていると思いますし、出ている選手もうかうかしていられないとパフォーマンスから感じられたのではないでしょうか。


ー4試合を終えての収穫はいかがですか?

自分たちの時間、自分たちがゲームを支配できる時間をどの試合でも作れているのは自信として持てている部分だと思います。ただ、相手の時間帯で流れを自分たちに持ってくること。守備でもアグレッシブに、能動的にやっていくことを目指しているので、そこはさらに突き詰めていきたいと思います。


ー相手の時間を断ちきるためにはもっとアグレッシブさを持ってやれていればという部分もありますか?

それもありますし、個人戦術のところで、プレッシャーをかけるために人に、人にという意識が強くてスペースを与えてしまって、中央から侵入されたりとか、相手にビルドアップを許してしまう、スピードアップされてしまう。そういうところは個人の戦術眼も高めていければと思います。


ー今日は以前よりもボールを前に蹴るシーンが多かったように思います。早く攻めたいという意識だったのでしょうか?

それは早く攻めたいのももちろんそうなんですが、相手を変化させたい、背後を突いていきたいという意識もありました。その精度と判断を上げていきたいなと。状況によって中央の選手が受けなければいけない状況もありましたし、出し手の精度もそうです。しっかりと状況を見極めて、オフェンスの場面で優位に立つとか、しっかりと広く深く使いながら、近くにつけて中盤で優位な状況を作り出すとか。そこも判断になりますね。相手を見ながらできればと思っています。


ースペースに出すのか、楔のパスなのか、近くにつけるかという判断をしっかりできれば状況を変えられると。

そうですね。状況や相手のプレッシャーのかけ具合を見ながら、同サイドに人数をかけてきたら逆サイドにサイドチェンジをするとか。今日はボールが伸びて頭を超えてしまった場面もありましたけど、そういったところも含めて相手を見ながらしっかり判断してやれればと思います。


ーそこはやっていくしかない。

そうですね。蹴るかつなぐかの判断ではないので、相手を見ながらその時その時で最適な判断をすることを求めていきたいです。そういった部分が足りなかったと思います。


真鍋隼虎選手


ー試合の振り返りをお願いします。

前節の東福岡戦でチームは勝ったんですけど、自分はチャンスはあった中で点を取れなくてすごく悔しかったです。今週の練習では常にゴールを意識してプレーしたり、練習後にシュートを打ったり、もっとゴールに貪欲になろうと努力して、それが今日の先制点につながったと思います。でも、ゴールシーン以外にもチャンスはあって、そこを仕留めきれないとチームを勝利に導くことはできないと思うので、また来週からその力を高めていきたいと思います。


ー入りはうまくいったと思います。どういった点が良かったと感じていますか?

自分たちがボールを持てて、出し手も受け手も相手を見てプレーできていたことと、相手より濃度濃く関われていたことが得点に結びついたと思います。


ー後半は相手の勢いに飲まれてしまった?

そうですね。セカンドボールだったり、攻守ともに予測して動けてなくて、相手に先手を取られる形が多かったと思います。


ー暑さでお互い足が止まる中で、最後は気持ちの戦いだったのかなと思います。

自分も常に走ろうと言い聞かせていたので、本当にそういうところだったと思うんですけど、やはり最後に取れないと勝てないので、そこは課題だと思います。


ー上位対決という意識はありましたか?

上位のチームを倒さないと自分たちは頂点に立てないですし、どんな相手でもそうですけど、常に圧倒して5−0で勝利をつかむことは意識しています。


ーここまで4試合負けなしが続いています。チームキャプテンとしてどのようにチームを導いていきたいですか?

チームとしても話が出ているんですが、僕たちにはサポートしてくれる人だったり、すばらしいサポーターさんがいます。そういう人たちの気持ちも背負って闘うこと。自分たちは映像や結果でサポーターさんたちを喜ばせることができると思うので、その結果を出せるように、練習から今日の課題などを意識して、自分が常に声を出して引っ張っていきたいです。


ー4試合やっている中で収穫などはありますか?

今年は全国の強豪とでき、本当にすばらしい環境で毎試合やれています。そういう緊張感のある試合で自分がなにができるかであったり、緊張感のある試合だからこそ収穫となる部分もあると思います。


ー具体的にどういったところで感じていますか?

自分たちが目指している攻守一体の攻撃的サッカーというところで、常に速さを出さないと勝てません。そういったところでは攻守で関わり続けることであったり、予測して先手を取るところなどで感じられています。


佐藤大晴選手


ーなかなか追加点を取れない時間が続いた中で貴重な追加点を決めました。

5−0を体現するという中で、入りがチームとしての課題でした。今日はその入りが良くて1点目を取れた中で、なかなか2点目を取れなくて、自分がゴールを決められたことは良かったです。でも、そのあとの3点目を取れなくて、いい流れを持続させることができず、相手に流れを持っていかれてしまったのがこの引き分けの原因かなと思います。


ー開幕からレギュラーを取って4試合闘っている中で、今日はゴールという結果を残しました。ここまでの自分の戦いはどのように考えていますか?

ここ3試合、チームは勝てていますけど、自分自身はゴールやアシストなどゴールに直結するプレーをできなくて、練習から個で打開する部分を重点的にやって、今日点を取れたのは良かったです。ただ、研究されてきた中で、データ以上のプレーをすることができなかったので、また練習で立ち返ってやらなければいけないと思います。


ー昨シーズンはなかなか試合に絡めなかったですが、今年はレギュラーとして出場しています。最終学年ということで今年にかける想いもあると思います。

去年は同学年の選手が出ている中で自分は出れなくてとても悔しい想いをしました。今年は同じポジションに下級生にもいい選手がいるので、練習から気を緩めてしまったら簡単にポジションを奪われてしまいます。そこは最終学年として意識を持ってやれているのでこのまま続けてやっていきたいと思います。


伊藤康太選手


ー試合を振り返っていかがですか?

ここまでの3試合をとおして、自分的には全然力を出せずに助けられてばかりでした。今回は自分の力でチームを勝たせようとしたんですけど、相手のFWが背負って、そこを起点にサイドに広げられて、そこからのクロスで失点にもつながってしまいました。そこで自分が相手のFWを潰して攻撃に進められていれば失点もなかったと思うので、自分がもっと、相手のFWがどうしてくるのかを予測だったり判断をする対応力がこれからの課題にもなってくると思います。その対応力でもっとチームに貢献していきたいと思います。


ーボールを奪いきる部分など、持ち味を出せているプレーもあったと思います。ここまでの自分のプレーはいかがですか?

先ほども言ったんですけど、(吉田)温紀だったり、(宮本)流維だったりに助けられていて、自分がのびのびできる環境を作ってくれているので、やはりそれも自分の力で返さないといけません。まだまだ自分の力不足を感じる4試合だったので、自分の力でチームをいい方向に持っていったり、チームの勝利に貢献できるように練習から次の試合に向けてやっていきたいと思います。


ー昨シーズンはなかなか試合に絡めなかったですが、今年はレギュラーとして出場しています。最終学年ということで今年にかける想いもあると思います。

1年次、2年次は試合に出れない状況で、モヤモヤだったりはっきりしない感じで、路頭に迷っていたというか、どうしたらいいんだろうみたいな感じもありました。ただ、今シーズンに入るにあたって、ラストですし、このクラブになにも残さずに引退するのは嫌なので、自分の力を信じて、今年は試合に出てチームに貢献するという意気込みでやっています。4試合に出してもらっているんですけど、自分は全く満足していないですし、まだまだできると思っているので、次の試合だったり練習からもっと自分の力を突き詰めて、自分の武器を磨いてやっていきたいと思います。