マッシモ フィッカデンティ監督
お互いにやりあうような時間帯があった中で、結果として3-0というスコアでしたが、常に相手とやりあう、危険を感じるという試合でした。どういうシチュエーションを作られると失点につながる状況となるかというところをうまくケアしながら、相手にスペースを使わせない、(危険な)シチュエーションになってもしっかり守るというように、常に一つ先を読んだ守備の対応ができた、そういう堅さがあったと思います。
スコア的にも、我慢して最後に3点目を取って試合をしっかり終わらせることができたので、良かったのではないでしょうか。
ー3得点、すべてチャンスを逃さずに決めたという形でした。それ以外のシーンでも、攻撃の狙いはハマっていたのでしょうか?
もっと点が入っていてもおかしくないようなシーンをいくつか作れたのですが、それよりも評価したいのは、2点を取ってから最後の20〜25分くらい、2−0という状態をコントロールし、バタつくことなく試合を終わらせるという考えを選手が持ってプレーしたことです。それが重要なのではないでしょうか。そのような試合状況を得ることができたことを生かしたいと思います。次の試合が中2日であり、必要以上に体力を消耗することがないよう、まずしっかりと堅く守るという判断ができました。そのことを生かし、次の試合でも勝利を目指したいと思います。
ー8試合連続無失点はすばらしい記録だと思います。チームとして積み上げてきた成果だと思いますが、どのように評価されていますか?
8試合という記録ですが、9試合と言ってもいいくらいです。開幕戦において吉田(豊)は(オウンゴールを)決めたくて決めたわけではありません。記録としては失点をしているわけですが、相手にやられていないという意味で、我々の感覚としては9試合、守りきっているという感覚があります。これをずっと続けられるよう、選手も強いこだわりを持っていますので、そういう試合をさせてあげられるようにやっていきたいと思います。