Jリーグに所属した数多の外国籍選手の中で、
歴代2位となる124得点を記録した“ピチブー(猛犬)”が、
苦境に陥るチームの勝利を願って、5月3日に緊急来日した。
第1弾となるウェズレイ氏の単独インタビューでは、
グランパス在籍当時の思い出を丁寧に言葉にしてくれた。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
※第二弾となるウェズレイ氏×山口素弘アカデミーダイレクター対談は明日(5月5日)公開予定
―2005年にグランパスを離れてから、10年以上の月日が流れました。かつての練習場所へと戻ってきて、どのような心境になりましたか?
このクラブハウスに戻ってこれたことは喜ばしいですね。そして、今日ここで所属していた当時の友人たちに再会することができました。それが何よりもうれしいです。クラブには様々な変化がありましたね。その様子を自分の目で確認できたことも良かったことの一つですよ。あとは自分が来日したことが、チームにプラスの影響を与えられたら言うことなしです。
―在籍した当時と比べて、クラブハウスも大きく改装されています。
とても驚きました(笑)。グランパスが前進していると感じられた瞬間でしたね。このクラブの偉大さを、改めて感じることができました。
―いつ以来の来日となるのでしょうか?
前回来日したのは3年前ですね。ナオシ(中村直志)の引退試合にゲストプレイヤーとして出場したんです。その時はサンフレッチェ広島のセレモニーにも参加しましたね。
(残り: 2852文字 / 全文: 3470文字)