2020年に得た確かな手応え
3季目を迎えたキャプテンとしての責任感
そして、悲願への想い。
秘めたる覚悟を胸に
丸山祐市のさらなる高みへの
挑戦が幕を開ける。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
2021シーズンの開幕が迫ってきました。現在の心境はいかがですか?
丸山 早く試合をしたいですね。ファミリーの皆さんも心待ちにしていると思いますし、僕たちも同じように楽しみな気持ちでいっぱいです。
2019、2020シーズンは前年に残留争いをした状態で開幕を迎えましたが、今シーズンは3位という成績を残して開幕を迎えます。過去のシーズンと比べて心境の違いなどはありますか?
丸山 正直、僕としては、過去は過去のことだと思っていて、例年同じように新たな気持ちで迎えているので、今年も新しいシーズンでいい成績を残したいという想いです。ただ、今シーズンはACL(AFCチャンピオンズリーグ)があります。昨シーズンを3位で終え、オフシーズンには質の高い選手が加入してきてくれて、周りからの期待を感じています。いい意味でプレッシャーを感じつつ、その期待に応えるためにも結果を残したいと思っています。
シーズン開幕に向けたチームの仕上がりをどのように感じていますか?
丸山 細かい部分を突き詰めればやらなければいけない部分はまだありますけど、公式戦と練習試合では違う部分があるので、ゲームをやりながらいい方向に向かっていければいいと思っています。もちろん開幕戦に向けては100パーセントの状態で臨むつもりです。キャンプでの練習試合では新しい組み合わせを試しながらも4試合すべてで勝ちきることができましたし、守備に関しては昨シーズン積み上げてきたものがあって、最後はしっかり守ればいいという共通認識を持てています。攻撃に関しては前線にクオリティの高い選手がそろっているのでさまざまな組み合わせができ、今までとは違った形からも点を取れるイメージがあるのでとても心強いです。そういった点はファミリーの皆さんも楽しみにしていると思います。もちろんそれを勝利に結び付けなければ意味がないので、結果を残して、毎試合楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
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