名古屋グランパスのホームスタジアムとして愛されたパロマ瑞穂スタジアム。
Jリーグ開幕から27年に渡り、数々の名場面を生んできた。
改築工事に伴う休業を前に、“聖地瑞穂”と共に歩んだ関係者たちにインタビューを実施。
第11回は10年に渡ってセンターバックとして活躍した古賀正紘U-15コーチを取材し、
パロマ瑞穂スタジアムでの思い出を聞いた。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
初めてパロマ瑞穂スタジアムでプレーした試合を覚えていますか?
古賀 1997年の加入1年目、ヤマザキナビスコカップの柏(レイソル)戦なんですが、実はうっすらとした記憶しか残っていません。その試合でケガをしたことは覚えているのですが、個人的にはJリーグ開幕戦の印象のほうが強いですね。
高卒ルーキーながら、Jリーグ開幕戦ではスタメン出場を果たしました。
古賀 同じセンターバックのトーレス選手がケガをした結果、僕に巡ってきたチャンスでした。そういう形ではありましたが、プロは試合に出場してこそ評価される世界です。とてもうれしかったのを覚えています。ただ、試合に負けて悔しかったこと以外、試合内容はほとんど覚えていません。後にも先にも最も緊張した試合だったと思います。
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