金崎夢生選手
ー逆転勝利を収めました。試合の振り返りをお願いします。
先に失点してしまいましたが、それに対して選手全員でリアクションを取れて、結果的に逆転できたので良かったと思います。
ーPKで2得点を挙げました。
PKに関してはうちにいいキーパーがいるので、いつもいい練習ができています。マテウスや(前田)直輝らがたくさんチャンスメイクしてくれたので、僕は最後に決めるだけでした。
ーマッシモ フィッカデンティ監督は金崎選手がPKキッカーを務めるのは、「みんなが納得した上でのことだった」と言っていました。チームに復帰した時からPKキッカーを志願していたのでしょうか?
ストライカーなので、チャンスがあれば蹴りたいと思っていました。誰が蹴ってもいいと思いますけど、自分が蹴りたいと思ったので蹴りました。
ーPKを蹴る方向はどのように決めているのでしょうか?
ボールを置いた時の雰囲気で決めています。あとはその方向へ思いきり蹴るだけです。
ーPKを蹴る前に観客から手拍子が発生したと思います。聞こえていましたか?
手拍子があったというのは感じていました。PKを蹴る前は自分のことに集中していましたね。
ー前半途中から2トップに変更されたと思います。攻撃にどのような変化があったと感じていますか?
監督の指示でポジションを変更することになりました。今日の試合に限らず、どの試合でも途中からポジションを変えることがあります。前の選手は特長がそれぞれあるので、それと照らし合わせて、「こういう形が一番いいんじゃないか」というふうに監督が決めたと思います。
ー前線の選手の連係が非常に良かったと思います。
そうですね、いいシーンを作れていました。最後のところを決めきれなかったシーンもありましたが、結果的にしっかり勝てたので良かったと思います。
ー前線から激しくプレッシャーを掛け、連係した守備ができていたと思います。前節からどのような改善がありましたか?
悪い流れの時に選手同士で話をして、もう一度立て直すことができていると思います。そういったところは試合中のコミュニケーションが大事です。今日の試合ではそういうところをしっかり話し合って、修正できたところが良かったと思います。
ー監督は「先制されたあとも我慢して闘えていた」と言っていました。選手たちはピッチ内でどの部分を修正し、コミュニケーションを取ってプレーしたのでしょうか?
最近の試合は先制されることが多く、「そういう状況になってからどうしよう」という感じでした。まずは先制されることがダメだと思います。何試合か続いているので、チームとしてすぐに直さなければいけません。先制されたあとは選手間でコミュニケーションを取って、同点、追加点を決めることができたのは良かったと思います。しかし、それは本来の自分たちの形ではありません。先制点を与えていることに対し、改善しなければと思います。
ー約1万2000人のファミリーが会場に駆けつけました。応援の数が増えると選手の力になりますか?
そうですね。5000人の時とはまた違う雰囲気でした。少しでも多くの方に来ていただけると僕たちも勇気付けられますし、それはプレーしている選手が一番感じていたと思います。こういう中で勝てたので良かったです。
ー次節はアウェイでG大阪との対戦です。意気込みをお願いします。
今日の勝ちを大事にして、次の試合も頑張りたいと思います。
(残り: 2030文字 / 全文: 3544文字)