NGE

明治安田生命J1リーグ第16節 横浜FC戦後 監督会見

139月
9/13(日)、明治安田生命J1リーグ第16節が行われました。名古屋グランパスはニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCと対戦し、2-3で敗戦。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


(横浜FCは)後ろから組み立ててくる特長もありますが、非常にアグレッシブに闘い、奪った時のカウンターという武器も持っているため、今日の相手の出場メンバーを見てもそのような部分は注意しなければいけませんでした。ゴールを決めることはできましたが、前半をとおして相手の特長へのアプローチの仕方が悪かったと思います。繰り返しますが、リードする状況は作りました。しかし、それは結果的にゴールを決めただけで、相手の特長への警戒が弱かったように思います。とても低いトーンでのゲームとなりましたが、あのスコアで一度ロッカーへ戻れたことは良かったというか、もっと決められてもおかしくない前半でした。

 

後半はどう戦うべきかということに気を付けながら入りました。相手はスコアの優位もあって守ることを優先し、こちらが押し込む一方通行な展開でした。同点としたあとも、こちらとしては勝つつもりでプレーを続けていたのですが、一本のチャンスを相手に決められてしまいました。前掛かりにならなければいけない状況もありましたが、後半は7本、8本ほど、決めなければいけないチャンスを作っていましたし、選手はしっかりとプレーしたと思います。前半がもっと良ければ、このような結果とは違ったものになったと思います。非常に苦い敗戦ですが、今日の敗戦はたまたまではなく、起こるべくして起きたのだと謙虚に受け止め、自分たちを見つめ直して今後の試合に生かさなければなりません。また、コンディションが万全ではない選手が何人かいます。今日のマテウスは90分間プレーすることに不安を感じ、筋肉系の軽い負傷のようなものがありました。(次節まで)少し間が空くので、次の試合に向けしっかり準備をしたいと思います。

 

―後半は少し配置を修正し、マテウス選手の投入後に再修正を行ったかと思います。その意図をお聞かせください。

試合をとおして相手は中央を固めていました。その中で攻撃の形を作っていくために、そしてサイドバックのポジションを高く取らせるためにほかの配置をどうするかを考えました。中盤の選手を少し低い位置にして、サイドの高い位置にあるスペースを前線や中盤の選手が潰しすぎず、空けておきたいという狙いがありました。その結果として、サイドバックがその位置で起点となり、左右からクロスが入るシーンが多くなりました。ただし、後半に多くのチャンスを作れたことよりも、やはり前半だったなと。良かった部分に関する質問をいただいても、結局は前半の試合の捉え方、アプローチが悪かったことに尽きます。それ以外の部分が良かったとしても、この試合を語る上で意味はないかと思っています。

 

―スタメンで出場した相馬勇紀選手の評価をお聞かせください。

相馬がどのようなプレーをし、チームがどうなったかというより、今日はチームの勢いと同じように相馬選手のパフォーマンスも上下しました。点を取るところまでしっかりやれていましたし、試合への入り方も悪くありませんでした。ただ、前半のゴールを決めたあとに、チーム全体として悪くなったという印象があります。相馬個人がどうだったのかという質問をいただいたので相馬の話をしていますが、相馬はチーム全体の流れが悪くなった要因の一つでもありましたし、後半にチームが良くなった要因の一つで、それとともに個人のパフォーマンスも良くなりました。彼個人として、良くも悪くもどう目立ったかという話ではなく、チーム全体のプレーと連動して良かった時と悪かった時があったという印象です。