NGE

マテウス「100パーセントの力を出して、ファミリーに喜びを与えたい」(MDPインタビュー)

88月

8月8日(土)に行われる2020明治安田生命J1リーグ第9節の浦和レッズ戦を前に、マテウス選手にマッチデープログラムのインタビューを実施。ここまでの戦いぶりやチームとしての手応え、今節への意気込みを聞いた。



準備期間が限られた中で前節の柏戦を迎えました。難しさはありましたか?

マテウス 新型コロナウイルスが流行している現状は変えられないので、自分たちに与えられている状況の中で準備するべきだと感じます。その中でも試合に向けてトレーニングできたので、しっかり準備できたかなと。いつもしていた準備の仕方が少し変わってしまったことで難しさもありましたが、「仕方ない」と割りきって取り組みました。


試合を振り返ってください。

マテウス 今季初黒星を喫してすごく悔しいですが、内容的にはそこまで悪くなかったと感じます。何度もチャンスを作ることができましたからね。残念ながらゴールを決めきれなかった自分たちに対し、相手はチャンスを見逃さずに得点を決めました。Jリーグはどちらが勝つかわからないような試合が多いです。前節は少しの差で負けてしまったのかなと。ただ、すぐに次の試合が来る状況で下を向いている時間はありません。しっかり切り替え、準備したいと思います。


自分自身のパフォーマンスについてはどのように感じていますか?

マテウス 得意とする1対1の場面が少なく、1対2の不利な状況になることが多かったと思います。自分の特長を出せず、チームに貢献できなかったことはすごく残念ですね。フィジカル的にもメンタル的にも切り替えて、今節で頑張りたいと思います。


FKでの決定機がありました。セットプレーを任されていますが、キックの感触は?

マテウス 試合前には相馬(勇紀)選手と一緒にFKの練習をして、フィーリングを良くしています。ルヴァンカップの鹿島戦では直接FKを決めることができましたし、その後も得点につながるボールを蹴ることができています。セットプレーは自分たちにとって強みかなと。試合に向けて準備し続け、チャンスがある時にはチームに貢献したいです。


右サイドのポジションで先発しながら、試合の中で左サイドや中央でプレーする場面もありました。どのような指示がありましたか?

マテウス トップ下のポジションで先発した前田(直輝)選手が左右どちらのサイドでもプレーできるので、「状況に応じて自由にプレーしていい」と言われていました。ポジショニングに関しては自分たちの特長を出せるような形でやっていて、守備では一番近い選手がプレスを掛けるようにしています。


サイドバックとの連係はいかがでしょうか?

マテウス 練習中からサイドバックの選手と常にコミュニケーションを取っていて、特に成瀬(竣平)選手とは積極的に話しています。左サイドでプレーする時は吉田(豊)選手が指示を出してくれるので、非常にやりやすいと思っています。サイドバックの選手としっかり連係を取った上でプレーできています。


昨シーズンは途中から横浜FMでプレーしました。期限付き移籍期間の約半年間でどのようなことを学びましたか?

マテウス 横浜FMではアグレッシブにプレーすることを学び、仕掛ける意識がより強くなりました。チームのスタイルは異なりますが、(マッシモ)フィッカデンティ監督もアグレッシブさを求めています。僕が経験したことをチームに還元したいです。


横浜FMでリーグ制覇を経験しました。チームが優勝するために必要なことは?

マテウスホームとアウェイのどちらでも同じスタイルを貫くことだと思います。どの試合においても気を緩めずに闘うことも大事です。また、ホームゲームではしっかり勝利を収め、アウェイゲームでは状況に応じて勝ち点を持ち帰るような戦い方をすることも重要になりますね。そういったことができるチームは優勝争いに絡めると思います。


今節で対戦する浦和の印象は?

マテウス かつて在籍した大宮にとっては同じ埼玉県に本拠地を置くライバルでした。僕は(2016年と2017年の)浦和戦で得点を決めていて、グランパスの一員として闘った昨シーズンの対戦でもゴールを奪っているので、とても相性がいいと思っています。試合に出場できれば、得点を狙っていきますよ。


試合当日は「ブラジル祭り」と題したイベントが開催されます。

マテウス すごくいいことだと思います。愛知県には多くのブラジル人が住んでいますしね。ブラジルにいるような感覚を味わえるのではないでしょうか。


お気に入りのブラジル料理は?

マテウス「フェイジョントロペイロ」という料理と、皆さんにも馴染み深い「シュラスコ」。特にお肉を使った料理が好きですね。


浦和戦ではどんなプレーを見せたいですか?

マテウス 自分たちがボールを持つ時間を多くすることで、失点のリスクは少なくなります。そして攻撃はしっかりシュートを打って終えること。攻守両面で積極的なプレーを見せていきたいですね。


改めて今シーズンの目標は?

マテウス 個人的な目標はしっかりとチームに貢献すること。多くのアシストやゴールを記録したいですね。チームとしてはタイトルを獲ること。優勝できたら、グランパスに関わるすべての人が幸せな気持ちでシーズンを終えられると思いますから。


最後にファミリーの皆さんへメッセージを。

マテウス 応援してくれることに感謝しています。自分たちにできるのはピッチ上で全力を尽くし、いいパフォーマンスを見せること。どの試合でも100パーセントの力を出し、ファミリーの皆さんに喜びを与えていきたいと思っています。難しいシーズンですが、一緒に闘うことができるだけで幸せです。浦和戦も熱いサポートをよろしくお願いします。


※以上のインタビューの動画(一部のみ)は会員さまのみご覧いただけます。

(残り: 586文字 / 全文: 2945文字)

この続きをみるには

この記事の続きは会員限定です。
JリーグID登録と購読手続が
完了するとお読みいただけます。