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8/6(木)トレーニング後コメント

68月
8月6日(木)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開練習を実施。練習終了後、ジョアン シミッチ選手、相馬勇紀選手がテレビ電話取材に応じました。

相馬勇紀選手


ー昨日の清水戦も含め、試合状況に応じてチームとしてさまざまなことができるようになってきた印象です。

チームを立ち上げた時からずっとやってきた相手に合わせて闘っていくということ、そしてチームとしてどういうことをすべきかというベースの部分がしっかりとしてきたと思います。それが勝利につながっているのかなと思っています。


ー相手に合わせながらも「自分たちが主導権を握っている」、「自分たちから仕掛けている」という感覚はありますか?

相手に合わせてやるというか、例えば前からボールを取りにいく時は全体をコンパクトにしてから奪いにいくなど、自分たちの中でメリハリをつけられていると思います。時間帯であったり、相手の状態に合わせながらやれているということですね。「やらされている」のではなく、主体性を持ってこちらから仕掛けられているという部分がいいのかなと思っています。


ー立ち上がりの安定感も増しています。それは守備が安定しているからなのか、それとも攻撃に自信を持っているからなのか、どちらに理由があるのでしょうか?

どちらが、ということはないと思います。いい守備ができればいいカウンターにつながると思いますし、逆にアタッカー陣が相手を深くまで押し込むことができていれば、チーム全体が前にいけて二次攻撃、三次攻撃につなげられると思うので。(攻撃と守備の)どちらかというよりも、両方だと思います。


ー清水戦では相手ゴールに迫るシーンがありました。今後、ゴールやアシストを記録していく上で、チーム状況も踏まえてどのようなプレーが必要になると思いますか?

昨日の試合で点を取りきれなかったところが自分の課題だと思います。背後へのランニングや動き出しというのは、チームにも必要とされていると思いますし、自分の特長とも一致していると思います。動き出しというのは(ゴールを)決めなければ意味がないと思いますので、そこまでを仕事としたいです。チームの中では“作るところ”も必要だと思うので、精度や連係を向上させ、個人としてはプレーの選択肢を増やしていきたいです。


ーFKの場面で太田宏介選手、マテウス選手と3人で会話をしていたかと思います。

僕は右足、宏介さんは左足、マテちゃんはブレ球ということで、3人が立つことにより、相手GKを迷わせることができます。ボールやGKの状況を見て、3人で決めるようにしています。


ーいいキッカーが多くいる中で、右利きの選手としてボールを蹴っていきたいという気持ちはありますか?

そうですね。セットプレーから得点を取れるチームは強いと思うので。守備ではセットプレーでやらせないこと、攻撃では右利きのキッカーとして結果を残していきたいです。


ー今シーズンは守備面が安定しているように思います。攻撃の選手として、守備に対してどのような意識を持っているか教えてください。

守備は11人でしっかりと守るというところで自分のタスクをこなしています。その上で、攻撃面で相手を押し込むことができれば、相手を自分たちのゴールから遠ざけることができます。前半の最初から「相手が嫌がるぐらいにどんどん攻めていこう」という気持ちでやっています。


ーリーグ戦とルヴァンカップの試合が続きます。プレー面で変えていることはありますか?

特にないですね。自分の良さは、相手を引っ張っていくランニングや、押し込むことにあると思っています。どの試合においても、チームの中で求められていることをやり続けることが大切です。(試合によって)やり方が変わるということはないです。


ーメンバーの入れ替えはあるものの、チームとしてやるべきことが統一されているということでしょうか?

そうですね。日頃の練習から、チームとしてどうするべきかを全員が考えてやっています。そこに個人の特長が加わってくるところはあるので、連係など細かい部分は選手に合わせつつ、武器を組み合わせることが大切だと思います。ただ、チームとしての軸はそれぞれが認識できています。それはいいことだと思います。


ー浦和の右サイドバックとして、同世代の橋岡大樹選手が先発出場すると見られています。橋岡選手を攻略するイメージはありますか?

一緒にたくさんプレーしている分、お互いに特長はわかっていると思います。やりにくいと思われるかもしれませんけど、逆に橋岡をどう攻略するか、僕の中にはあるので。楽しみにしています。


ー新型コロナウイルスにより、例年とは異なるシーズンを過ごしています。改めてサッカーができる喜び、試合ができる喜びをどのように感じていますか?

長期のケガをした時にも思うことなんですけど、やはりサッカーができるだけで幸せです。グラウンドに立てなかった時には、コンクリートの上を走ったりだとか、オンライン会議システムの中でトレーニングをしたりしていました。そういうことを経験すると、いろいろなことができるだけで幸せを感じます。今は公式戦が再開したので、サッカーができる幸せを感じるだけでなく、勝ちに結びつけることが一番大切になってきます。幸せをしっかり感じながらも、勝利につなげていきたいと思っています。


ー連戦が続く中で、自身のコンディションはいかがですか?

コンディションはすごく大切です。連戦でどれだけやり続けられる体を作れるか、ということが基本になると思います。栄養をしっかり摂ること、睡眠を取ること、あとは交代浴などできることをやっています。連戦を言い訳にすることはできません。逆に、たくさん試合ができることを幸せに思います。やはり試合ができることは選手にとって楽しみなことで、うれしいことです。連戦を楽しみながらこなしていきたいです。

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