前田直輝選手

―途中出場から決勝ゴールを決めました。

素直にうれしいです。ただし、もう1点、2点取れるチャンスがありました。そこで決められる選手にならないといけません。最後のほうは苦しいところがあり、あそこで点が入っていれば楽なゲームになっていました。次に生かしたいと思います。

―再開後初めてグランパスファミリーを迎えたホームゲームで、決勝点をマークしました。

（ピッチに）入った時から、「ファミリーの方がいるのといないのでは全く雰囲気が違うな」というのが第一印象でした。僕が入るときに（気持ちを）乗せてくれるような歓声があって、それを聞いてうれしく思いました。

―ゴールシーンを振り返っていかがですか？

阿部（浩之）くんはああいうところを見ることができて、ピンポイントでパスを出してくれるのは知っていました。練習でもあのようなボールを来ます。後ろからのボールで合わせるのは難しかったですが、うまく合わせることができて良かったですね。

珍しくボレーシュートで、決めるチャンスはなかなかありませんが、入って良かったです。今シーズンの初ゴールを早めに取れたことも良かったです。ただ、得点できるシーンは山ほどありました。そこで決めきれるようにならないと上にいく選手にはなれないと思うので、貪欲に次のチャンスを狙っていきたいと思います。

―昨シーズンはチームトップの9得点を記録。今シーズンも得点への想いは強いのでしょうか？

いろいろなインタビューで言わせてもらっているのですが、「何点取りたい」ではなく、毎試合でゴールにこだわっています。去年の9得点はもう過去のことなので、そこは置いておいて、1点1点積み重ねられるように頑張りたいと思います。

―今日の勝利で2連勝を達成し、無敗を維持しています。好調の要因は？

守るところは守る、スピードアップする場面はスピードアップするという意思統一ができていると思います。連勝を止めないように、次に向けて準備していきたいと思います。

―ここ3試合はベンチスタートとなりました。

悔しい想いがありました。結果が出ている中で、自分がなにもできていなかったので。去年も2月から6月くらいまで同じような時期を過ごしました。その中で、腐ることは時間の無駄だと気づけていたので、（ベンチスタートが続いても）腐るようなことはありませんでした。信じ続けてきた結果が出たのかなと思います。

―投入直後から、ゴール前へのランニングでチャンスを作りました。ベンチから見ていて、必要だと感じたプレーだったのでしょうか？

前半はサイドに入ってスピードアップできるシーンもあれば、できないシーンもありました。僕が入ったら相手の裏をどんどん狙おうと考えていて、実際に入った時は間延びしている印象がありました。いいイメージで試合に入れたと思います。

―監督からはどのような話があったのでしょうか？

ガンバ戦では僕を含めて途中から出た選手が試合を決定づけることができず、同点に追いつかれてしまいました。チーム全体として、途中から出る選手の重要性を伝えられています。

―次節に向けた意気込みをお願いします。

すぐに試合が来るので、切り替えて次の試合に臨みたいと思います。

（残り: 1230文字 / 全文: 2640文字）