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7/2(木)トレーニング後コメント

27月

7月2日(木)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開練習を実施。練習終了後、相馬勇紀選手、阿部浩之選手が電話取材に応じました。


相馬勇紀選手


ー4日からJ1が再開します。現在の心境を教えてください。

本当に楽しみです。ワクワクしているという気持ちが一番にありますね。


ー再開が待ち遠しかったのでは?

はい。僕らは試合で勝つために練習をしているので、(試合は)自分たちの生きがいというか。「やっとここまで来られた」と思っています。


ーコンディションや試合勘が気になるところかと思います。練習試合をこなしたことも含め、現在の状況をどのように感じていますか?

シンプルにコンディションが上がっていると感じていて、特に今週は体がキレてきたと思っています。そこも含めて、僕自身ワクワクしています。


ー対外試合を行ったことで、そのあたりの感覚が上がってきた印象でしょうか?

そうですね。対外試合もそうですけど、普段の練習でもしっかりとメニューが組まれていたので。また、自主練習できる時間がある時にはフィーリングをたしかめながら調整してきました。


ー先日の練習試合もそうでしたが、無観客試合はすでに経験しています。特別な環境、仕様の中での試合となりますが、普段とは違う要素を気にせずにプレーできそうでしょうか?

そうですね。ファミリーの方やお客さんが観に来てくれることで気持ちは湧き上がってくるもので、あの声援を聞くことで独特な感覚を抱くところはあるんですけど、(無観客試合でも)問題なくやれるのかなと。逆に普段よりも声がとおるという側面もあります。どういう状況になるかはイメージできています。


ーご自身は「数字にこだわるシーズン」という目標を持って今シーズンに臨んでいます。再開初戦から「狙っていこう」という気持ちはありますか?

もちろん、チームの勝利が一番ですけど、勝つためには僕を含めて攻撃的なポジションの選手が得点を取ることが大事です。FWだけではなく、サイドの選手も点を取れるチームは試合に勝てるし、いい順位にいられると感じているので。しっかりとやっていきたいですね。


ー攻撃の連係において、以前よりもできることが多くなっていると感じますか?

そうですね。頭に関しては練習が再開すれば思い出せることが多いので、今まで突き詰めてきたところ、そして個人に関するところは良くなっていると思います。


ーサイドハーフのポジションはレギュラー争いが激しい印象です。自身の立ち位置、求められていることについてどのように考えていますか?

あまり深いことは言えないですけど、ポジション争いという考え方と、連戦の中での総力戦という捉え方があると思います。個人としては結果を出し続けることが同じポジションの選手に対する刺激になると思うし、逆にほかの選手が活躍したら「僕も負けられない」と思うはずです。いい意味で競争をしながら、1年間やっていきたいですね。


ー自身のコンディションはいかがですか?

先週に比べて、切り返しやキレが上がっていると感じるので、うまく4日の試合につなげていけるのかなと思っています。


ー清水エスパルスとの再開初戦をどのように捉えていますか?

相手は監督が代わり、ポジショニングにおいて特殊な部分があると思います。映像を見ると、相手が攻撃に出てくる分、カウンターを狙いやすいかなと思っています。そういった隙は狙っていきたいですね。


ー先週、J2とJ3が再開しました。試合は見ましたか?

見ましたね。全試合フルで見られたわけではないですけど、昨年一緒にプレーしていたエノ(榎本大輝)や(杉森)考起が出場していた徳島ヴォルティスの試合は見ました。あの試合は打ち合いで、スコアが動いている印象を受けましたね。また、海外のサッカーも含めて、PKが多いかなと感じています。中断していた期間があった分、最後の一歩が遅れてしまうところがあると思うので、ペナルティーエリア内での仕掛け、タッチの仕方についてはこれまで以上に使っていけると感じています。


ー積極的に仕掛けていきたいということですね。

はい。仕掛けはもともと大切にしていますけど、よりそれが表れやすくなるのかなと。あとは試合序盤、終了間際の時間帯で得点が生まれていると思うので、試合の動かし方も大切だと思います。


ーこれまで、新型コロナウイルスの影響によりクラブハウスではいろいろな制限がありました。どのようなところに難しさを感じていましたか?

グラウンドに来て、クラブハウスを使わずに帰るという生活をしてきました。たしかに大変だったとは思いますけど、そこで変なストレスを感じることはなかったですね。逆に、少しずつクラブハウスが使えるようになってきて、シャワーを使えたりだとか、今まで当たり前にできていたことが幸せだったんだと感じました。


ー現在もクラブハウスのお風呂は使えないと聞いています。

僕の場合は自宅のお風呂で入浴剤を使いながら、疲労を取る作業をしています。時には水を溜めてアイスバスのように利用することもあります。


ー相馬選手は東京五輪世代の1人です。改めて今シーズンに懸ける想いを聞かせてください。

(東京五輪は)逆にあまり意識していないですね。ケガをしないこと、シーズンを戦いながら能力を上げること。それは試合に出続けて活躍したりだとか、成功した時に得られるものだと思っています。変に五輪のことは意識せずに、今シーズンは1年を戦い抜いてどれだけ成長できるかどうか、ですね。それが結果として五輪につながっていくと思っています。


ー今後、リーグ戦33試合を闘っていくことになります。

狙うのは頂点です。長い闘いの中で大切なのは、目の前の相手に対してどれだけ注力できるかどうか、です。4日の試合では清水の戦い方を含め、しっかり準備をしたいですね。まずは1勝をつかみたいと思います。それが33回続いた時には頂点が見えてくると思うので、そこを目指してやっていきたいです。

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