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沖縄キャンプ:1日目

42月

毎年恒例となった沖縄県島尻郡南風原町・黄金森公園陸上競技場で開催される沖縄春季二次キャンプ、まずは「南風原町サッカー教室」を開催しました。


サッカー教室には、トップチームの風間八宏監督をはじめ、森一哉ヘッドコーチ、河野和正GKコーチ、川崎英正トレーニングコーチ、島岡健太コーチ、堀尾郷介データ分析コーチが参加。今年で4度目の開催となるサッカー教室で、南風原町のサッカークラブに所属する小学生たちと約1時間、サッカーボールを通じて交流を深めました。




風間監督がサッカー教室での約束事を子供たちに伝えると、早速森コーチから練習内容の説明。3人一組でボールを使った鬼ごっこがスタートします。風間監督が「枠にはまらない子供たち」と称したように、南風原町の小学生たちが元気良くピッチに散らばり、ボールを扱いはじめました。




続いて行われたのは、風間サッカーの基本となる「止める・蹴る」を意識させる対面パス。子供たちがニ人一組でインサイドパスを行った後、プロ選手を指導しているコーチ陣が華麗なデモンストレーションを実施します。「自分たちとコーチ陣とのパス交換に、何か違いを感じた人?」と問いかけられると、参加している子供たちからは「トラップの止める位置が違う」、「トラップしてからパスを出すスピードが速い」と様々な意見が飛び出しました。その後、森コーチから「自分が感じた違いを意識しながら、もう一度やってみよう!」と伝えられると、今度は子供たちが真剣な表情をしながら、パス交換を繰り返していました。






サッカー教室の最後のメニューはコートを5つに分けたミニゲーム。活発な沖縄の子供たちが、教えてもらったパス技術を意識しつつ、白熱のゲームを繰り広げられ、得点時には風間監督から「ナイスゴール!」と子供たちへ声が掛けられていました。




閉会式には選手全員が登場し、すべての子供たちと記念撮影を実施。沖縄キャンプの実施にご尽力いただいた地元の方々への感謝の想いから開催されたサッカー教室は、子供たちの笑顔とともに終了となりました。




続いて、南風原町の皆さまから歓迎セレモニーを開催いただき、城間俊安南風原町長より風間八宏監督へ花束を、その他にも町の特産品のスターフルーツやかぼちゃ、またたまごパウンドケーキとオリオンビールも贈呈いただきました。皆さまの優しさと暖かさで7日間のキャンプも乗り切ります!






そして始まった初日のトレーニングはあいにくの雨模様となりましたが、選手たちはタイキャンプでの積み上げを、沖縄でのプレーで示してみせました。




フィールドプレイヤーは川崎英正トレーニングコーチとともに念入りにストレッチで体をほぐしたのち、2グループに分かれて7対4のボール回しをスタート。昨年度の同時期と比較すると、格段に進化したスピードで選手たちのパスがつながっていました。






続いてもルーティンとなっている、ゴール前での崩しをイメージしたメニューを実施。3名で守備するDFに対し、攻撃の4名が相手の裏をつく動きを意識させ、中盤に位置する小林裕紀選手や和泉竜司選手のパスから、最前線のジョー選手や玉田圭司選手らが鋭い反応でシュートまで持ち込んでいました。




そして、キャンプ初日からフルコートでの紅白戦を実施。風間監督はボール回しのスムーズさを失うと、逐一ゲームを中断して、各選手のポジショニングや動き出しなど、細かい指示を出して修正します。翌日に控える練習試合に向けて、改めてチームとしての連動性を徹底させていました。




チームは10日(土)まで沖縄春季二次キャンプを行い、5日(月)にFC琉球と、7日(水)に浦和レッズ、10日(土)にFC東京と練習試合を実施いたします。



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