稲垣祥選手
―今シーズンからグランパスの選手としてプレーします。今の心境を教えてください。
ワクワクしていますし、「どうなっていくのだろう」と楽しみな気持ちが強いです。同時に、新しいチャレンジができることへの感謝を感じています。
―移籍の経緯を教えてください。
昨シーズンが終了してからこの話をいただいて、大森さん(征之、チーム統括部スポーツダイレクター)と話をしていく中でこの移籍を決断しました。広島での生活は充実していましたし、ネガティブな要素は一つもなかったので、当初は「来シーズンも広島でプレーしたい」と考えていたんです。その中で、グランパスのプロジェクトや規模感、これからチャレンジしていくことの話を聞いて、クラブのポテンシャルを感じました。このチームに自分の力をうまく足すことができれば、僕が今まで経験したことのない場所まで行けるのではないかという想いもあり、移籍を決めました。
―かなりの葛藤があったのでは?
もちろんありましたよ。先ほども言ったように、「最初は広島でプレーしたい」と考えていましたから。広島はとても居心地のいいクラブで、自分のスタイルにも合っていました。だからこそ、そこから抜け出して、新たな環境でチャレンジすることのほうが自分のためになると感じ、移籍を決断しました。グランパスというクラブのポテンシャルや、「僕を必要としてくれている」という誠意を感じたことも要素の一つです。
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