11/23(土・祝)、明治安田生命J1リーグ第32節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでサガン鳥栖と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督が監督会見に臨みました。
マッシモ フィッカデンティ監督
難しいゲームになるとは思っていました。開幕からどのチームも必死に闘っていますが、どうしてもこの時期になると一試合にかける思い、重要さ、勝ち点がその後にどういう影響を及ぼすかがはっきりしますので、そういう意味でもお互いにとって難しいゲームとなりました。お互いにしっかりとプレスをかけるところ、セカンドボールに対してしっかりと寄せるという部分を意識してやっていましたし、スピード感のある試合になったかと思います。勝ち点をしっかり獲得し、今日は残念ながら我々の目標をクリアすることはできませんでしたが、次の試合、しっかりと(J1残留を)決められるよう、準備をしたいと思います。決して悪い試合をしたと思っていませんし、残留を争う相手との直接の対戦で負けなかったということはあります。次の試合に向け変な気持ちを残すことなく、チームとしてすっきりとした気持ちで取り組みたいと思います。
―無失点で終えたことは評価できると思います。チームとしての守備での評価を聞かせてください。
我々もチャンスを作りましたが、相手のチャンスについての質問ということで、前半はPKを取られましたが、あそこを含めても、ピンチ、相手のチャンス自体は後半の方が多かったかと思います。ただ、多くのシーンの裏では、残念ながら我々の軽いプレーが出てしまいました。ランゲラックの素晴らしいセーブもありました。クロスへの対応のところですが、相手はクロスをきっかけにチャンスを作っていましたが、そこに我々のミスもからみ、より相手にチャンスを与えてしまいました。逆に、難しいシーンでディフェンスがしっかりと抑えたところもありましたし、決して悪いところばかりではなかったと思います。いつもは比較的、交代枠を残しながら戦っているのですが、今日は試合の流れの中で耐えるところは耐え、相手が少し落ちてきたところでフレッシュな選手を入れるというプランもイメージとしてありました。スコアが動いていなければ、そこで仕留めにいくという考えがありました。そこで一気に3人を代えたみたら、そのあと吉田(豊)が負傷しました。ピッチには残ってくれましたが、ほとんどプレーできない状況で、10人での戦いとなってしまいました。サッカーとはそういうこともあると、皆さんにも思ってもらえたゲームだったと思います。
―今の話にもありましたが、後半に吉田選手が足を痛めたようです。現在の状況はわかっているのでしょうか?
筋肉系の故障で、どの程度の重さかは今はわかっていません。そこでグラウンドに残るという決断を彼自身がし、そういう時は一つの対策として一人の選手の近くにずっといさせるという方法をとりました。完全ではありませんが、試合が11対10にならないよう、走ることは求めず、なるべく一人の選手のそばにいろということで、あのポジションへと動かしました。そういう時は、相手のFWに付くのではなく、中盤の選手に付かせる。ケガをしても交代枠がない場合にはそういう対応が、私は一つのやり方だと考え、そうしました。
―今日のイエローカードで次節は和泉竜司選手、ジョアン シミッチ選手が出場停止となりました。
出られない選手がいてもチームには11人しかいないわけではありませんし、他の選手が出ても全く問題ありません。