“読書の秋”が今年もやってきました。『INSIDE GRAMPUS』では、読書を趣味としている選手たちにインタビューを実施。読書との関わりやオススメの作品、本を読むことへの考え方を語ってもらいました。第2回では赤﨑秀平選手のインタビューをお届けします!
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
―本を読み始めるようになったきっかけは?
家に歴史の漫画本が置いてあって、それを読んだのがきっかけです。漫画と活字をミックスしたような本でした。
―歴史の漫画本はご両親に勧められたからではなく、自分で手に取って読み始めたのですか?
スマホもない時代でしたし、絵本も含めて家にはたくさん本があったので、自然と読むようになりました。それしかおもしろいことがなかったというのもありますけどね。漫画と文章で構成されているから、子どもでも手に取りやすいですし。父が社会の先生だったので、教材としても使っていたみたいです。
―生活の中にいつも本があったと。
そうですね。あとは学校でも読む機会がありました。朝の読書タイムや夏休みの宿題にあった読書感想文。学校側から読むきっかけを与えられているわけですけど、僕は積極的に、楽しんで本を読んでいました。朝の読書タイムが終わってからも読み続けていたくらいですから。
―読書のいいところを教えてください。
本を読むことで、言葉の使い方やボキャブラリーをインプットすることができるところですね。自分で本を選んで読むわけですから、能動的に情報を吸収できる。テレビやYouTubeはおもしろいですけど、だらだらと見てしまい、吸収できていないことも多いですから。限られた時間の中で、どれだけ集中して本を読んでインプットできるかが大事だと思っています。付箋を貼ったり、マーカーを引いたりしますし、最近では気になったところをノートに書き出して整理しています。
―読書のスタイルが確立されているのですね。
そうですね。前までは本の端を折っていたんですけど、あとから見た時に、おもしろかったところがどこなのかわかりづらいので。最近では主にマーカーを使っています。ほかにはメモの取り方を手書きに変えました。これまではスマホにしていたのですが、ノートにペンで書いたほうが整理できるんですよね。読む時と書く時に2回整理できるので、自分の言葉として落とし込み、インタビューなどの話す機会で使えるようになりました。最近は本離れが進んでいると言われていますけど、僕にとって読書は人生に欠かせないものだと思っています。
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