NGE

【動画】明治安田生命J1リーグ第26節 清水戦 前々日監督会見

119月

本日9月11日(水)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第26節の清水エスパルス戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


ーチームの課題は、やはりディフェンスラインの背後にあるスペースのケアになるのでしょうか?

背後というよりも、一番はカウンターを起こさせないということ。この前の試合でもほとんど背後を取られていないけども、それでも自分たちがカウンターを起こさせている場面があった。彼らに力はだいぶついてきているので、慎重になおかつ大胆にやれればもっとチャンスは増える。そっちを増やしていかないと。それが一番大事なことですから。どんどん良くなっていると思いますよ。ルヴァンもそうですけど、今までの試合でも優位に進められているので。そこを断ちきるためにはもっと正確にできるように。慎重さと大胆さ、これを融合してゴールをこじ開けたい。前の試合よりは、この前の試合のほうがこじ開けられていたと思います。次もしっかりとプレーしたいなと思います。


ー8日の川崎F戦では相手にリードを許したものの、2得点を奪って追いつきました。

力はついてきていると思います。昨年の王者をあれだけ押し込めてしまう。今まではそういうことがありませんでしたが、この2試合、あるいはその前の試合もそうですけど、どこのチームとやっても同じように押し込めてしまう。そこまでの力はついていると思います。その中で、シュートチャンス、決定機が多かった試合と少ない試合があって、それはゴール前の質、ということです。ただ、それもすごく意識して取り組んでくれているし、そこまで行っているからこそいろいろなことが起きている。ベースの部分はどんどん良くなっていると思います。


ー昨日のトレーニングは高い強度で行われていた印象です。

選手も良くなっている。選手たちには「自分も出たい」、「この中でやるんだ」という想いもある。ただ、そこに目を奪われるのではなくて、まだまだ足りないところはたくさんあるのでね。特に若い選手たちは一方方向ばかりになってしまうところがあるので、そういうところも調整しながらうまくなっていってもらいたい。みんながトライしてやることは大歓迎ですよ。


ー慎重さと大胆さの先にあるものが驚きなのでしょうか?

この前もそうだけど、中央からあれだけこじ開けることができるというのは、ほかのチームにないことです。このチームの色が出てきたのかなと。ペナ(ペナルティーエリア)に入っていくことがすごく簡単になってきました。それが当たり前になってしまっているけど、そこに入っていくのはすごく難しいことです。技術を高めなければいけませんから。選手たちが8人、9人入っていっても、今は誰も言わないよね。あとはゴールで締めくくって、その過程を楽しんでもらいたいなと。彼らは見ていておもしろいものをやっています。そこまで来ているということは自分たちのチームがどこまで進んでいるかということ(を示している)。その中での質、技術は、前よりも一つ上のものが必要になってきています。そこにみんなが取り組んでいます。


ー監督自身も驚くようなプレーも出てきているのでしょうか?

随所にありますよ。逆に言えば、俺もそこまで驚かなくなってきた。なんでかと言うと、「ここまではくるだろうな」というところまでの力はついてきているから。この前、2点を追いついたこともそうだし、迫力は出てきましたよね。ああいう驚きもあると思います。若い選手も試合に出て、闘いにいけているのでね。ちょっと前ならそれもなかったですし、そういう驚きはいくつもありますよ。


ー米本選手は復帰直後とは思えないような動きを見せていました。彼の迫力、心の強さを改めて感じたのでは?

ケガをしたことで怖さはあると思いますけど、自分の中で判断してやっている。そこはしっかりと見て判断していかないといけないんだけど、彼は「とにかく試合をやりたいんだ」、「試合に勝たせてやるんだ」と。一流選手では当たり前なことなんだけど、それが皆さんに伝わっている。それがいい選手ということだと思います。


ー練習で怖がらずにプレーしていますよね。

怖いのかなと思ったけど、全然怖がっていないよね。俺らが逆に怖いぐらいですよ(笑)。今のところは大丈夫だと思います。ああいう選手が周りを変えていく。彼が入ることで、周りも同じように変わっていきますから。(復帰)初日はヨネに目を取られていたけど、今はみんなに闘う姿勢が出てきている。それはいいことだと思います。


※以上の監督会見の動画は会員さまのみご覧いただけます。

(残り: 622文字 / 全文: 2529文字)

この続きをみるには

この記事の続きは会員限定です。
JリーグID登録と購読手続が
完了するとお読みいただけます。