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JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝第2戦 川崎F戦 前々日監督会見

69月
本日9月6日(金)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝第2戦の川崎フロンターレ戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。

風間八宏監督


―水曜日に行われた準々決勝第1戦では、フロンターレが現実的な戦い方を選択していました。

結局いつも同じです。相手が違うと言っても、結局は我々が押し込んでしまうので、ああいった状態にはなる。自分たちがやっているのは、最終ラインの選手も含めて、相手をコントロールすること。そこの中でコントロールできないところが何人かにあった。そこが一番大きなところ。ただ、ピンチはそんなにないはずなので。一番は自分たちが仕留めきるところ。いつも言っている通り、1本の最後のパスが足元に入ればシュートが打てる。あるいは、止まっていればシュートが打てる。それはものすごくもったいないことをしている。まずはそこを増やすこと。それが今一番現実的なことなので、相手ということではないですね。どこの相手でもそうだけど、そういう状態になったら、それを選択できるので驚くことは一つもない。自分たちのやり方、それからやられてしまうミスは同じなので、そこは自分たちが気をつけていれば起こらない話。そのためには技術をつけないといけない。言った通り、細かい技術を徹底的にこだわっていかないといけない。それを逆に、ミスをしても大丈夫なサッカーに戻す気はないので。どの選手もみんな取り組んでくれている。そこに期待しています。


―仮に次戦で相手が前節と同じようなサッカーを選択しても、グランパスとしては変えるつもりはないと。

変えるというよりも、そうなるということ。川崎がボールを持っていたとしたら、そうなるので。サッカーとはそういうもの。なにかのやり方でああなったら、あれしかないということだけで、それは見えてわかっている。別に川崎だけでなくて、逆に自分たちがどうか。攻められた時はそうならないので。そこのところは自分たちの力があれば、当然そういうことになる。一番言えることは、リズムをしっかり自分たちが作る。その中でもさらにリズムは良くなる。それからなんのプレッシャーもない時に、ミスパスを出してしまうことがあるので。そういうところは永遠にだけれども、突き詰めていかないといけないということです。


―いくつかの部分でコントロールできず、狙われてしまうことがありました。

注意力とそこの速さだね。なにをどうするか。動きも速くないといけない。頭も速くないといけない。それをもっと正確に。ただし、若い選手も出るのでミスもある。それはしょうがないよね。そういうところは多少仕方のないところがあると思う。でもやっぱりそういった選手も早い段階でそういうことを覚えていってくれないと。敵よりも自分たちの速さの中についていっていないというところがあるので。そういうところもやってくれたら、逆にチームの底上げにもなるし、力になると思います。


―攻撃面において、今週も最後の部分を意識して取り組んでいたのでしょうか?

これ以上気は使えないよというくらい使っていかないと。リーグの中では昨年のチャンピオンでもあるし、強いチームでも、あれだけ押し込んでいるわけだから。そうしたら今度はなにかといえば、それ相応の技術は、今までとはまた質が一つ高くならないといけない。当たり前のことです。敵よりも自分たちのところ。まずなにをするのか。全くできないことをやるではなくて、ボールに対して、どれだけ正確に自分が集中して、次につなげることができるか。丁寧にやることがどれだけ大事か。また変わってきたことなので、それはやり続けるしかない。


―21歳以下の選手が出場することになります。

自分たちの一番いいところでサッカーをするのが、選手が伸びることになるし、チームが伸びることになる。ただ、入った選手に対して「無理だろ、ダメだろ」とは思っていない。期待しているので。誰が出るかはわからないけど、出る選手が100パーセントを出してくれたらいい。


―次節は3点を取らないと90分間での勝利はありません。すごくシンプルでわかりやすい状況です。

ただ、失点はできない。もう一つ言うと、サッカーは3点を取るためにも1点ずつしか取れないので。そういう意味では、1点ずつを取りに行くこと。やることは変わりはないんだよね。自分たちがその中で冷静に、90分間最後まで最善を尽くすということがすべてなので。そういう意味ではハンデだとは思っていないし、簡単に言ったら、自分たちがこの前の試合以上に、倍くらいの集中力で闘わなければ。簡単には乗り越えられない。そこのところを集中してやっていきたいと思います。


―昨日の練習では吉田豊選手、米本拓司選手が合流していました。彼らの動きをどのように見ていますか?

ヨネの動きは問題ないよね。ただ肘の問題なので、俺はなにも言えないところ。昔の俺たちだったらやっていると思うけど(笑)。昔の人は違うから、基準にはならないと言われてるけど。10年後に「骨が折れていましたよ」と言われるくらいだから。


―その2人が練習に合流したことは、監督としても心強いのでは?

選手はどんどん増えてもらわないと困るのでね。心強いというか、俺がやれるわけではないので。トレーニングでやろうと思ったらできるけど、やるのは選手。一番大事なのは選手の質になるので。そこで一人でも質の高い、レベルの高い選手が入ってくると、チームはぐっと上がる。完璧な状態で早く帰ってきてもらいたいと思います。