NGE

明治安田J1リーグ第5節 C大阪戦後 監督会見

83月
3月8日(土)、明治安田J1リーグ第5節が行われました。名古屋グランパスはヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪と対戦し、1-1で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


前半は何回かチャンスがあったと思いますが、先制されて難しい展開になってしまいました。ただ、これまでの試合であれば追加点を相手に与えてしまってゲームを非常に難しくしてしまうような展開でしたが、今日はいきながらも後ろの選手が最後のとこでしっかりと体を張ってくれて相手に追加点を与えませんでした。それがマテウス(カストロ)の同点ゴールにつながったと思っています。「何とかしなきゃ」という気持ちを見せてくれたと思いますし、グランパスファミリーも最後まで大きな声援を送っていただいて、その気持ちに応えようということでチーム全体が闘ったからこそ、難しい試合でしたけど勝点1を取ることができたと思います。こういうゲームを続けながら勝利を目指していきたいと思っています。


ーマテウス選手は早い時間の出場で難しい入りだったと思いますが、彼本来の良さにプラスして、中央でFWとしてのプレーを見せてくれたと思います。彼のパフォーマンスについてはどう感じていますか?

前線の選手が点を取れていなかったので、取ってくれたというだけでチームに勢いが出てくると思います。最後に誰が決めるのかというところで決める選手が出てくると攻撃に勢いが出てくると思いますので、今日の彼のゴールはチームにとって非常に大きいと思っています。


ー後半は攻められる時間が多くなりましたがしのぎ切りました。あらためて守備陣についてはどう評価していますか?

ちょっとの寄せという部分で、足に当たったボールがゴールに飛ぶか、それとも枠の外に飛ぶかということをディフェンス陣にずっと話していました。今日は体を張って枠に飛ばせなかったりとか、枠に飛んだボールも武田(洋平)が多くのビッグセーブをしてくれたと思います。守備陣は何とかやらせないという部分と、最後のところで寄せることを集中力を切らさずに最後までやってくれたと思っています。


ー未勝利が続いています。今日の試合をどのように次の試合につなげていきたいですか?

今日はゴールキックもつなごうと。セレッソのハイプレスは分かっていたのですが、それがなかったら試合をとおしてボールをつなぐことがなかなかできなくなるということで。特に前節の後半がそんな感じでしたから。今日はターゲットが途中でいなくなりましたし、何回か奪われるシーンや危ないシーンを作られましたが、そういうなかでもしっかりとボールを動かしてポジションを取ることや、奪った後という部分は前節から改善できたと思います。意図して崩して点を取ることができましたので、勝つためにはこういうゲームをしっかりとやって、チームとして意図を持って、攻守においてしっかりと闘うことが大事だと思っています。そういう意味では(失点)「0」で終われれば一番良かったですが、選手の自信という部分に関してはたかが(勝点)1、されど(勝点)1だと思います。アウェイでの厳しい戦いのなかで(勝点)1を持って帰れることをポジティブに捉えていきたいと思っています。


ー途中出場した浅野雄也選手がいいプレーを見せてくれたと思います。彼の評価と今後の起用について教えてください。

何とか流れを変えたいということで、今日は浅野と(森島)司、菊地(泰智)を3人同時に入れました。彼らが入ってグッとこちらに流れを持ってきてくれたと思います。セレッソも選手交代をしてもう一度向こうに流れがいくなかで、しっかりと同点に追いつくプレーをしてくれたと思います。こちらが期待するプレーを発揮してくれたと思います。けがの状況も見ながら、今後の使い方を考えていきたいと思っています。


ー今日は勝点1という結果に終わりました。これを3にするために必要なことは?

先制点だと思います。今日もビッグチャンスはあったと思いますので、ああいうところで決め切れると勝ちに近づけると思います。今日の前半なんかはパーフェクトと言ったら語弊があるかもしれませんが、チャンスらしいチャンスを作らせないなかで、ワンチャンスを生かされたと。そういう部分をしっかりと修正することと、あとは自分たちが取れるチャンスというのはその先にあるわけで、そういうところで先に取れると流れもグッと変わってくるのではないかと思っています。