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明治安田J1リーグ第9節 湘南戦後 監督会見

64月
4月6日(日)、明治安田J1リーグ第9節が行われました。名古屋グランパスはレモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレと対戦し、1-2で敗戦。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


前半の入りが良くなかったと思います。湘南は恐らくダブルボランチで臨んできて、ピッチの外から伝えたりもしたのですが、なかなかうまく伝わらなかったところもあり、混乱しているなかで先制点を与えてしまいました。それが難しい試合を強いられたことにつながったと思います。ただ、終了間際に稲垣(祥)のゴールが生まれ、いい雰囲気でハーフタイムを迎えられたので、後半に何とか1点を返したかったです。中山(克広)に決定機がありましたけど、ああいうところで一つ決まっていればまた違った展開になったと思います。結果は非常に残念ですが、キャスパー(ユンカー)が戦列に戻ってきたことを含め、けが人が少しずつ戻ってきたので、来週しっかりとトレーニングしていい準備をしていきたいです。


ー前半に修正しきれなかったとのことですが、後半に向けて整理したこと、強調したことを教えてください。

ミラーゲームなので、そこについてしっかりと話しました。立ち位置が準備してきたものと違った部分があり、前半に伝えきれなかったところがあったので、ハーフタイムに動かしに関する立ち位置について指示をしました。後半は和泉(竜司)と椎橋(慧也)を入れ、序盤はいい形で攻める場面もありましたが、徐々に相手に勢いを吸収されたので、永井(謙佑)とキャスパーを投入して20分ほど勝負をかけました。しかし、最後のところでゴールを割ることができませんでした。こういう展開でも逆転できるようになったり、同点に追いつけるようになると“ほんまもん”になってくると思います。なかなか勝ち星を上げられないなか、ホームで2連勝することができ、選手はホッとしていたわけではないと思いますが、序盤に甘さが出てしまいました。それはこちらの責任だと思いますので、しっかりと準備し、勝点を積み重ねていけるようにトレーニングしていきたいです。


ースーパーゴールを挙げた稲垣選手の評価を教えてください。

その前のフリーキックでトリックプレーをして、マテウス(カストロ)のボールが良かっただけに本人はミートできなくて悔しかったと思います。その直後のプレーだったこともあり、「さすが稲垣だ」と思いながら見ていました。今日は「前線のタレントが点を取ってくれればチームに勢いが出る」と期待していました。今は稲垣が得点王という状況ですが、やはりFWが点を取ってくれると勢いが出てくると思います。1トップ、2シャドーの誰かが、チームを引っ張るようなゴールを決めてくれることを期待しています。