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【動画】明治安田生命J1リーグ第20節 G大阪戦 前々日監督会見

187月

本日7月18日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第20節のガンバ大阪戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―今週は負荷の高い練習を行ってきました。

トレーニングの中のイメージを少し変えるというか。チームの基準をはっきりすると。連続でどれだけできるかということ。少し違ったのは、自分たちがいつもだったら自主練をするけど、それに必要なものをこちらから提案してやらせた。だから、時間としてはそこまで長くない。いつもに比べたら逆に短いと思う。だけど俺たちのベースというのは連続の中で正確な技術を扱えるかどうか。そういう意味ではそこを高くしていかないと。連続というベースが、その速さの中でなにができるか。それの中で技術をどう学ぶかということをやってきたのでね。これからもずっとそうなってくると思う。そうじゃないと、ベースがそこなので。その中でしか身につかない技術だと思うので。そこをみんなに意識してもらって、やらせていた。


―試合の中でその部分が足りていなかった。

試合と変わってしまっても違う。トレーニングの中、試合の中でも、その速さの中でできている選手と、そこにまだついていけない選手とのギャップがあったので。そこの意識をさせること。それからもう一つはそれ以上高いところ、個性は違っていいんだけど、その速さの中でやってもらわないと困るということを認識してもらう。結果的には自分たちがそのギャップを埋めないと、チームの安定はないので。そこをしっかりやっていこうと。


―監督の目には新加入の太田宏介選手の動きがどのように映っていますか?

もちろんこれからだと思う。この間の練習試合も悪くなかったし、すごく彼の取り組みもいいし。ただし、今言った通り、速さの中でどのくらいできるかということ。そういうところでやってもらえれば、彼も特長があるのでね。キックの質も高いし、フリーキックの質も変わると思うので。そういう意味ではそのままスムーズに入ってくれたらいいなと思います。


―セットプレーに関して、太田選手への期待は大きいのでは?

大きいね。セットプレーはものすごく多いので。トレーニングをしていても、一番大事なのはキックがどれだけ合うかなので。そこの質は高めないといけない。それはこのチームの一つの課題でもあるので。そこにもし宏介がうまく試合の中に入ってくれたらね。今日はもう少しセットプレーをやろうと思ったんだけど、大雨でね。


―今週の練習では、局面での激しさを選手たちが見せていました。監督からの要求があったのでは?

もちろん。速さの中でやることがすべてそういうことで。球際が速くなかったら、今度は自分たちの判断も速くならない。選手たちはうまくなってきているので。「このくらいでやろう」と思ったら、このくらいできる。今までだったら50キロでやろうと思ってもできなかった。今は60キロ、70キロ、できるやつは80キロくらいいっている。落とそうと思ったら50キロくらいはできちゃうと思うんだよね。そうじゃなくて、70、80にできるだけ近い状態の中で、なにができるか、どうできるか。そういう意味では自然とそうなるよね。


―昨日の練習で米本拓司選手が負傷しました。

俺たちの“闘う”は相手とも闘うんだけど、自分の技術も高めないといけないし、自分たちを高めないといけない。その2つの両方ができて闘うという俺たちのテーマがあるんだけど、その中で一番実戦してくれていた選手なので。そういう意味では本当に残念だし、彼も悔しいと思うのでね。できるだけね、一日でも早い復帰を期待しています。


―試合に向けた準備に変化があるのでは?

多少は変わると思うけど、今週も含めて少し前から特別に意識させてきたことがあるので。ヨネ(米本拓司)の穴は他の選手が埋めてくれると思っているし、ヨネの分も他の選手が頑張ってくれると思います。


―球際を作ることが大事になるのでしょうか。

球際を作るということではなくて、やっぱり速さの連続の中でどれだけやれるか。どれだけ連続し続けられるか。一つのことを切り取るのではなくて、連続でずっとやり続けられるかどうかだから。ヨネは前節もずっと動いていたよね。攻撃でも守備でもあれが自分たちの一番速いスピードだとしたら、連続で動き続けることがどれだけ重要なことか。もちろんできている選手は何人かいるけど、意識せずにやれないといけないので。その連続性だよね。“切り替え”なんていう言葉ではなくて。連続で連続で連続で。もちろんできなくても、本当にチームのためにトライしてくれればそれでいいので。そこはやっぱり、求めていかないとダメなんでね。そういう意味では、ヨネがいないからそれができないでは困る。みんなの中の連続の最高、自分の最高をやってくれればいいと思っています。


―一つの勝利で状況が変わる可能性があるのでは?

もちろん変わると思う。それから自分たちの内容は悪くない。そこの中でなにが問題か。自分たちのギャップなのでね。相手というよりも。自分たちのギャップを埋められれば、自ずと点も見えてくるだろうし、無駄な失点もなくなるだろうし。全部自分たちの中で起こしていること。そういう意味では起こしているというよりも、起こっていることなので。そこは自分たちをしっかり見ながら、それを上げながら闘っていかないといけない。そこはそういうつもりでずっとやってきたのでね。


―現在、第19節を終えて3位との勝ち点差が「10」。風間監督は川崎F時代に、第19節時点の勝ち点差「9」をひっくり返し、ACL出場権を獲得した経験があります。まだ射程内という認識でしょうか?

もちろん上を意識することは大事ではあるんだけど、結果的には一つずつ勝っていかないといけないので。そういう意味では、自分たちの中でゲームを支配しながら、試合を落としている。そこで自分たちが安定するためには、自分たちの技術をそろえないといけない。それが一番大事なことだと思います。


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