NGE

明治安田生命J1リーグ第15節 大分戦後 選手コメント①

156月
6/15(土)、明治安田生命J1リーグ第15節が行われました。名古屋グランパスは昭和電工ドーム大分で大分トリニータと対戦し、1-1で引き分け。試合終了後、吉田豊選手、金井貢史選手が試合を振り返りました。
吉田豊選手


―前半と後半で内容が変わった試合となりました。前後半でどのような違いがあったのでしょうか?

後半はオープンに相手の選手が開いた中で、うちの選手がいいポジショニングを取れていたから、危ない場面も少なかったのかなと思います。いいポジショニングが取れていれば、パス回しもうまくできましたし、セカンドボールを拾えていました。そこからいい攻撃につなげられていたと思います。前半は前に行く意識が強すぎて、しっかりステイするところと行くところがはっきりせず、少しバラバラになってしまった部分がありました。後半はチーム全体として行く行かないがはっきりできたのかなと思います。


―攻めようとした場面でボールを奪われ、相手の前線にカウンターを受ける場面もありました。

失点シーンも含めて、本当に紙一重だと思います。僕が行かなかったら行かなかったで、相手も前を向いて好きにプレーができました。行ったら行ったで簡単にフリックされて、広いスペースを使われてしまうこともありました。じゃあ、なにをするかというと、前の選手をしっかり引かせてコンパクトにして、前の選手と後ろの選手でスペースを埋めながらやることが最善だったと思います。前と後ろがバラバラになってしまったと思いますね。


―前半には相手のカウンター時にウイングバックのマークに付くのか、それともFWの選手に付くのかで迷っている印象を受けました。

そこの迷いはありましたね。


―その部分をどのように修正していったのでしょうか?

一番は監督が言ったことですね。取ったボールを狙いすぎて、簡単にカウンターを受ける場面がありました。監督は「取ったボールをしっかりさばいて、落ち着かせることが必要だ」と。後半はそれができて、力を使うところを、セカンドボールを拾うことや、ポジショニングに集中できたと思います。そこが一番良かったと思いますね。


―得点のシーンでは、アシストを記録した和泉竜司選手へパスを供給しています。ボールが足元に入りすぎて、窮屈な体勢だったように感じました。

(自身の位置取りにおいて)「外だけじゃなくて中にも」と監督に言われていました。そのポジショニングが取れたと思います。今おっしゃったようにボールを置く位置が悪かったので、一瞬パスを出すか迷ったんですけど、しっかり竜司の足元に出せました。竜司にも監督から「ゴールに近づくにつれて、パスだけじゃなくて仕掛けることを意識しろ」と提言があったので、あいつもああやって仕掛けてゴールが生まれました。いろいろゲームの中でやることを変化させることが、点につながるのかなと感じました。決めごとじゃなくて変化しながら、自分のアイデアでどんどんやっていきたいと思います。


―この試合の結果についてはポジティブに受け止めていますか?

そうですね。アウェイですし、連敗してこのまま引きずるチームもあるでしょうし。ただ、勝ちきれる場面はあったとも思っています。とはいえ、今まで以上にチャンスを作れていたので、そこは評価できる点だと感じています。


―今日の試合でJ1・J2通算300試合出場を達成しました。

その記録はさっき聞いて知りました。あまり気にしていないですね。ただ、自分の持っているものを、毎試合毎試合全力で出すことをポリシーにしてやっています。それがそういった結果につながったと思います。すごくうれしいというか……うれしいのかな? まあでも、もっとすごい人はいるじゃないですか。そこを目指すわけではないですけど、自分が持っているものを毎試合全力で出すことで、チームに貢献して、監督の信頼を得てという感じですね。これからもしっかりやっていきたいと思います。


―試合に出続けて、高い水準でパフォーマンスを披露するのは難しいことなのでは?

そうですね。試合に出続ける難しさは何年か前に味わいました。パフォーマンスを落とさずに、波がなくプレーすることは難しいです。まだまだですけど、やっぱり練習ですね。練習からしっかりやっていきたいです。これからも数字を重ねられるように頑張りたいと思います。


(残り: 1191文字 / 全文: 2964文字)

この続きをみるには

この記事の続きは会員限定です。
JリーグID登録と購読手続が
完了するとお読みいただけます。