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明治安田生命J1リーグ第14節 仙台戦 前々日監督会見

305月

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本日5月30日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第14節のベガルタ仙台戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


ー前節の松本戦は課題が見えた試合でした。

(ボールを)持っていた分、自分たちでテンポを落としていました。それから最後のところ。あと1本、正確に足元に入っていればもっとビッグチャンスになっていたと思います。とはいえ、あれだけチャンスがあればシュートを決めなければいけませんから、(練習は)ゴール前のところを意識してやってきました。形としてはいつも通りのゲームになっているので、やはり仕留めきるということ。事故的なところはあるので、「しっかり仕留めきって自分たちで作らなくてはいけない」ということはみんなが理解していることだと思います。


ーゴール前にフォーカスして練習していました。「そこさえ突破すれば」というところなのでしょうか?

それだけではなくて、中でどういうことが起こっているかと言えば、ほぼ包み込んでいる状態なのでね。タイミングを間違えると場所を使ってしまうので、場所を使わずにいついくか、そこを丁寧にやらなければいけません。それがすごく大事なので、もう一回確認しました。ボールをある程度持てるということに錯覚して場所を使っても、なにも起こりません。いつ合わせて完全に突破するか。それはこの前の試合でやるということではなくて、もっともっと高めなくてはいけません。


ー松本戦で攻撃の人数が増えていかなかった要因は、そういった部分にあるのでしょうか?

そこもあると思います。でも、9人がペナルティーエリアに入っていくこともありますからね。それなら決めてほしいけど(笑)。俺たちの質とはなにかということは、全員が明確にわかっていることです。そこを徹底的に高めていかなくてはいけない。センチメートルじゃなくてミリメートルで考えて突き詰めていく。それはもう毎回のことですけどね。


ー今週の練習では選手からそういう意志を感じられましたか?

もちろん、ミーティングもやっていますからね。言えばわかることではあります。でも、それを体現できるかといったら、完璧というのはないわけで。いつも言っている通り、意識で変わるところ、技術を高めなければいけないところがある。意識で変わるところはすでにできているということで、できないものに関してはこれからつけていかないといけない。そこは明確になっていると思います。トレーニングの中でやるのは、意識の部分ですよね。あとは自分の中で未知なる領域の技術をつけていく。それをみんながやってくれればいいと思います。


ーアウェイ戦ではホーム戦よりも勝ち点を積み重ねることができていません。敵地での闘いで大事なことは?

環境が違うし、芝生も含めていろいろなものが違います。ただ、その中でもチャンスは作れていて、仕留めきれていないということ。それがアウェイで多いというだけです。そこのところは集中してやってもらいたいです。アウェイの環境は違うということはわかっているのですが、そうは言っても自分たちの思ったようにゲームは進んでいるので。仕留めるか仕留めないか、そこだけだと思います。


ー前節の松本戦では先制を許して選手たちが動揺したように見えました。監督からはどのように見えていましたか?

動揺ではなくて、一つの事故ですよね。「いける」と思ったところがあったのかもしれない。ただ、自分たちがやるべきことを止めてしまった時間があった。相手は変わるものですから。足が止まっていたのにまた元気になってしまったわけです。自分たちがやるべきことをやり続ければ(相手は)変わらないはずなんですけど、受け入れてしまいました。動揺というよりもそのままやろうとしていたけど、「それでは足りない」と話をすればちゃんとできる。そういうところも含めて、もっともっと成長していかないといけません。どうすれば良かったかというと、もっとこっちが圧を強めなくてはいけませんでした。受け入れてしまっただけだと思います。


ー敗戦は一つの教訓となるのでしょうか?

いいことかどうかはわからないですけどね。でも、俺たちは勝っても負けても、「ここでいい」ということはないんでね。そういう意味ではその中の一つですよね。


ー負けた後の試合は大事になりますね。

みんなそう言うけど、両方とも大事なことですよね。勝ったって次は大事だし、負けても大事です。俺たちは“どう”ということを突き詰めているチームなので、特別に変わることはありません。ただ、アウェイなのでいつも以上に高いものを出さなくてはいけないということをみんなわかっています。


ージョー選手を欠く状況に、チームは慣れてきたと思いますか?

それは表現するのが難しいですね。そういう見方をしたことがないのでわからないです。パターンではないですから。誰がいるかではなくて、一番はボールを取られずにゴールまで運ぶことなのでね。それができていればうまくいっている、できていなければうまくいっていないということ。それはジョーがいてもいなくても同じですよね。


ーU-20ワールドカップに臨んでいる2選手のプレーは見られていますか?

ハイライトは見ていますよ。選手たちも言っていたけど、PK練習をさせないとね(笑)。頑張ってもらいたいです。

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