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【ミニインタビュー】“優勝経験者”ジョアン シミッチが語るトゥーロン国際大会

275月

U-22日本代表に初招集された相馬勇紀が挑むのは、「第47回トゥーロン国際大会 2019」。トゥーロン国際大会は若手選手の登竜門として知られ、数多くの名選手が参加してきた大会だ。6月1日(土)の開幕に先立ち、2013年大会に出場したジョアン シミッチにインタビューを実施。ブラジル代表の一員として優勝を経験した男が、当時の思い出やこの大会で得られた経験を振り返るとともに、新たな挑戦に臨むチームメイトへエールを送ってもらった。


日本にとって、今回のトゥーロン国際大会は2019年の東京オリンピックに向けた実戦の場の一つです。シミッチ選手が出場した2013年大会は、どういった位置づけだったのでしょうか?

シミッチ 世界的に注目されるチャンスなので、とても重要な大会として位置づけていたと思います。若い選手がヨーロッパでプレーし、欧州の強豪クラブから注目される機会はなかなかありませんから。実際に、大会後にバレンシアやベンフィカ、ブラガへの移籍をつかんだ選手もいました。当時バルセロナBにいたラフィーニャ(現バルセロナ)は、大会後にセルタに移籍して主力としてプレーしていましたね。大会終了から1年後に移籍した、ワラシ(現ラツィオ)のようなケースもありました。欧州移籍への足掛かりという意味合いに加えて、参加する国はどこも強豪国なので、腕試しという意味でもとてもわくわくしていたのを覚えています。

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