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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節 神戸戦 前々日監督会見

205月
本日5月20日(月)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節のヴィッセル神戸戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。

風間八宏監督

ー昨日のトレーニングはすごく質の高いものとなりました。今日も含めて、この二日間の内容はいかがでしたか?

彼らは意識をさせることですごく変わりますよね。それがこのチームの特長でもあると思います。ずっと言っている時間、正確性、どう時間を使うか、無駄な時間を使わないか、そういうところを含めてすごく意識できていると思います。


ー昨日の練習では横の距離感を意識したメニューを実施しました。

昨日の練習は点から点の練習です。時間を掛けずにそれを見つけて、あの枠の中で動いてもらうという練習でした。ミリメートル単位の感覚ですよ。今はパススピードも上がっていて、一番強いボールをどれだけ次の人に対して時間を掛けずに渡せるかと。自分たちの力量が上がれば上がるほど、またどこかが足りなくなってくる。意識してやることは今までにやれていることなので、ミスをしないようにする。やれないことに関しては作っていかないといけないのでね。両方を意識してもらって毎日練習をしています。


ー試合で選手たちはかなり流動的に動いています。

うちの特長というのはペナルティーエリアの中に、どれだけの人が入っているかというところ。あとで数えてみたら「こんなに入っているのか」と思うこともあるけど、それが普通になっちゃっているからね(笑)。5人は最低、下手すれば8人ぐらいいるから(笑)。そこがおもしろさだと思うし、そんなチームはほかにないと思います。ただ、その中で正確に点でつながれば得点になるはずだし、あるいは速いボールをしっかりと止めてそのまま前に行ければゴールを取れると思います。そのへんがまだまだもったいないので、しっかりと意識させてやっているところです。


ー少し前までは速すぎるあまり、「少し落ち着け」という声もあったかと思います。

それはないですよ。自分たちのプレーが速い分にはいいですけど、気持ちが急ぐとね。気持ちというのはどうしようもないものというか、意識する必要のないものですから。「プレーのスピードを落とせ」とは言ったことがないし、プレーの質を落とす必要はありません。力んでプレーしたところで速くはならない。ちょうどいい状態でやれなければ速くならないということです。


ー22日の試合は結果が求められる状況です。

「(試合を)やりたくて仕方ない」という選手ばかりなので、今まで通りその中で一番いい状態の選手を選んでいきます。極端な話をすれば、連戦というわけではないので、誰でも出られると思います。また少しプラスアルファをしたいところを考えながらチームを組んでいこうと思います。


ー勝てば突破を決めることができます。

勝つためにやるわけで。チームの勢いを作りたいところでもあり、どんどん選手にチャンスを与えたいので、次の試合は考えながらやりたいと思います。体調の悪い選手は休めないといけないですけど、いつも通りどんな選手が出ても勝つためにやることに変わりはありません。


ージョー選手をはじめ、連戦で調子を上げる選手もいますしね。

そうですね。いろいろな選手がいますけど、みんなやりたいと思いますよ。練習の中でいいパフォーマンスを見せてくれないと出られないということも含めて、昨日も今日も激しくやっていました。だいたい今日で決まった感じですけど、明日になってみないとわからないところもあります。


ー「やりたくて仕方ない選手」というところでは、中谷進之介選手の積極性が光ります。

選手というのは思ったことをやってみてうまくいけば楽しいものです。選手が伸びるのはそういう時なので期待していますよ。でも、まだまだやることはいっぱいありますから(笑)。思いきってやってもらえればいいと思います。


ーエドゥアルド ネット選手の来日が発表されました。チームの戦力がまたアップするのでは?

状態を見てみないとわからないんでね。まだまだ試合をやれるような状態ではないと思うので、状況を見て彼に合ったトレーニングをさせなければいけません。手ぐすねを引いて待ちますよ。長い休暇だったので、しっかりやらせないと(笑)。


ーある程度の状況報告は受けているのでしょうか?

そうですね。でも、実際に細かいところは見てみないとわかりません。


ー相馬勇紀選手が第47回トゥーロン国際大会 2019に臨むU-22日本代表メンバーに選出されました。代表活動の場で、得られるものは大きいと感じますか?

大きいんじゃないですかね。自信もつくだろうし。まあ自信はあるやつですけど(笑)。いろいろなところでサッカーをやることは悪いことではないと思うのでいいと思いますよ。彼の力が必要だというのであればどんどん協力したいと思っています。彼には伸びて帰ってきてほしいなと思います。間違っても遅くなって帰ってきてほしくはないですね(笑)。