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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節 大分戦前 選手コメント

234月

4月23日(火)、翌日に迫ったJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節の大分トリニータ戦に向け、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。22日(月)のトレーニング終了後に試合への意気込みを語った前田直輝選手、相馬勇紀選手のコメントをお届けします。


前田直輝選手


―ルヴァンカップの大分戦に向けて、どういったイメージを持っていますか?

(Jリーグ第8節の)磐田戦では全然できていなかった、というのが正直なところですけど、かといって落ち込んでいる暇はありません。ルヴァンカップでは、勝たなくてはいけないというのがまずあって、その中で自分もやるべきことをやらないといけない。いつもの1試合と変わらない気持ちで入りますよ。


―交代出場した磐田戦では、ファーストプレーのドリブルで相手のイエローカードを誘いました。

外から見ている機会が多くて、いろいろと考える期間が長かった分、何が本当に自分のやりたいプレーなのかを整理することができました。整理できた部分を少しは出せたのかなと思います。


―大分戦でも自分の持ち味は出していきたいですね。

自分のプレーというのは、意外とあるようでないというか。チームが勝つために自分がいるので。自分がドリブルで仕掛けるとしても、他にフリーな選手がいればそこに出すべきだし。そういう部分では、自分のプレーというよりも、チームが勝つためのプレーを続けていけば、自ずと自分のプレーを出せると思います。順番が逆というか、まずはチームが勝つために、走るとか、戻るところに戻るとか。そういうことをやらないと、自分のプレーとか、格好つけたことは言えないと思います。


―ルヴァンカップの前節では、そういった部分が足りていなかったということでしょうか?

チーム全体で、「怒られないように」という意識やプレーが多かったのかなと。だから誰かが仕掛けても隠れてしまっていることがあって、そういう部分が露骨に出てしまった試合だっと思います。求めていることももちろんやった上で、まずはチームが勝つために体を張ることや走ること、連続して追うことなどを、もっともっと大事にしていきたいと思っています。


―やるべきことの整理ができているから、あとは実行するだけという感覚でしょうか?

そうですね。そんなに難しく考えずに、勝利に向かってやるだけだと思っています。


―次のラウンドに進むためにも、重要な試合となると思います。

あまり順位や勝ち点のことは気にし過ぎずにやりたいですね。僕は毎試合勝ちたいと思っていますし、そこに向けてやっていくだけです。


相馬勇紀選手


―ルヴァンカップの大分戦はどういった試合にしたいですか?

どんな試合かと言われれば、勝つゲームですね。


―プレーする上で、どのようなことを大切にしていきたいですか?

自分の良さは相手をはがすことだと思うので、ボールを受けて相手を抜いていくことは長所として出していきたいです。その前の、動き出しのところから崩していくこともそうですね。練習やルヴァンカップではサイドバックでプレーさせていただいていて、リーグ戦でサイドハーフとして出た時にそれを意識してやれています。やれることの幅は広がっていると思います。


―サイドハーフとしてプレーする際に、サイドバックの経験がどのように生きていますか?

仕掛ける回数、動き出す回数は多くなっていると思います。サイドバックとして相手と対峙している時に、相手のリズムでやられることが一番嫌だったので。経験することが大事なのだと感じました。大学時代にFWの選手がセンターバックをやったりするの見ていて、当時は「なんでやっているんだろう」と思っていたんですけどね。今は自分がそういう立場に置かれて、なおかつレベルの高い環境でやれているので、力になっているというか、毎日成長できていると思います。


―リーグ戦に向けて「アピールしたい」という思いはあるのでしょうか?

あまりそういうふうには考えていないですね。ルヴァンカップでは、リーグ戦でスタメンではなかったメンバーが出ているという事実はありますけど、僕の中で公式戦の重さに変わりはないので。試合出たらやるべきことをやるだけです。自分が納得いっていないことは、Jリーグで途中から試合に出た時に、結果を出せていないということです。リーグ戦にスタメンで出るには、途中から出させてもらっている時間で毎回結果を出して戻ってこないといけないと思っています。(リーグ戦のために)ルヴァンカップでアピールするとか、2つの大会を比べることはあまり考えていないです。


―リーグの磐田戦では、意図して仕掛けるプレーを増やしていたのですか?

自分から仕掛けていくことは意識していました。自然とそういう形が増えていきましたし、相手はそれが嫌だと思ったので。あとは途中から使われる意味を考えて、そういうことかなと。「ドリブルはできるようになったけど、得点には結びついていない」、というのが磐田戦だったので、受ける前の動き出しや、もっと中に入っていく動きだったり、パターンを増やしていくことですね。そしてそのパターンをJリーグで通用するようにしないといけないですし、もっと上のレベルでやれるようにしないといけないです。今はそこを練習でやっているところですね。ルヴァンではメンバーも対戦相手も変わりますけど、自分がやっていくことに変わりはないですし、目指しているものはJリーグやもっと上のところです。基準をそこに置いて考えています。


―ルヴァンカップのC大阪戦から、どういったところを修正していきたいですか?

直さなくてはいけないというよりも、チームとしてやっていることがうまくできなかった、というのが前回の試合でした。Jリーグもあってチームが一体として動いている中で、紅白戦では僕たちのチームもコンパクトにして、オフサイドを取れる時は取るし、潰しにいくところは潰す、という状況が作り出せています。そこは自信を持っていいかなと。個人的には前回の2失点目で、ゴールキックから裏を走られたことは今までにない経験でしたけど、これだけ練習を積んできて、自分の中で形が見えてきたというか。今までやったことなかったことが、少しずつ身についてきたと思いますし、楽しみですね。


―大分とは今シーズン2度目の対戦です。どのような戦い方を意識しますか?

今は自分たちのことに集中します。ただ、グループステージを突破すると考えている中で、次は落とせないゲームになります。そこを意識して戦っても結果は変わらないですけどね。今Jリーグに出ているメンバーと同じようなサッカーをしますし、それよりレベルの高いサッカーができれば、チーム力はもっと上がると思います。誰もサブだと思ってやっていないと思いますし、全員でやっていきたいと思っています。