長谷川健太監督
前半からチャンスを作り、狙い通りのサッカーができたと思います。ただ、点が入りませんでした。残り30分ぐらいのところでフレッシュなメンバーを入れ、さらにパワーアップさせたいと思いましたが、逆に停滞してしまいました。長いボールが増えてしまい、かなり間延びしてしまって、福岡に付き合うような形になりました。そこは反省しなくてはいけないと思っています。最後は福岡のゴール、勝利に対する思いに押されてしまったと思います。やはり決めるべきところで決めないと、こういう結果になってしまいます。これをいい教訓にして、残りの試合も頑張っていきたいと思います。
ー久しぶりの出場となったキャスパー ユンカー選手と山岸祐也選手がいいパフォーマンスを見せました。監督は彼らのプレーをどのように見ていますか?
山岸はけが明けで、先週に練習試合で30分プレーしていますので、最大60分ぐらいが目処ではないかと、フィジカルとメディカルと話していました。交代するまで非常にいいプレーを見せてくれたと思っています。今後はさらにコンディションが上がってくると思うので、期待していきたいです。キャスパーはシュートを打つ場面までいい形だったと思います。ただ、今シーズンのキャスパーはタッチが微妙にズレているというか、昨シーズンまでであれば1対1で簡単に、相手を嘲笑うように決めていました。それが彼のいいところでもあったと思いますが、今シーズンはけがの影響、コンディションの影響で、若干タッチがズレているのかなと。プレー自体は悪くないので、残りの試合は少ないですが、1点でも多く取ってもらいたいです。今シーズンは2試合でしか点を取っていませんからね。昨シーズンに(リーグ戦で)16点取った選手が、2試合でしか点を取れていないというのは、チームがノッていけない要因の一つだと思います。勝利に貢献するようなゴールを期待していきたいです。
ー「交代によりパワーアップさせたい」とお話しされましたが、交代選手を入れることにより、どういった変化が起こることを期待していたのでしょうか?
タイプの違うFWを入れようと。永井(謙佑)のスプリントやパトリックのポストプレー、(和泉)竜司のゲームコントロールといったところに期待して入れたのですが、今日はこちらが思う通りにいかなかったなと思っています。4日後はきっとやってくれると思いますので、彼らのプレーに期待したいです。
ー今日の敗戦により、リーグ優勝の可能性がなくなりましたが、4日後にはルヴァンカップの準決勝が控えています。現在の心境と、次への意気込みを教えてください。
シーズン序盤戦の戦いを踏まえると、優勝は難しい状況にあったのかなと思っています。逆に残留を考えなければいけない時期もありましたが、選手たちが踏ん張り、ここまで順位を上げて来られたとも思います。今日勝てば上位陣に食らいついていける、というところまで来たと思いますので、できれば勝ってさらに上の順位を目指しながら、いい形でルヴァンカップの準決勝に向かいたいところでした。もう一度いい準備をしていきたいと思います。