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明治安田J1リーグ第33節 福岡戦後 監督会見

410月
10月4日(金)、明治安田J1リーグ第33節が行われました。名古屋グランパスはベスト電器スタジアムでアビスパ福岡と対戦し、0-1で敗戦。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。
長谷川健太監督


前半からチャンスを作り、狙い通りのサッカーができたと思います。ただ、点が入りませんでした。残り30分ぐらいのところでフレッシュなメンバーを入れ、さらにパワーアップさせたいと思いましたが、逆に停滞してしまいました。長いボールが増えてしまい、かなり間延びしてしまって、福岡に付き合うような形になりました。そこは反省しなくてはいけないと思っています。最後は福岡のゴール、勝利に対する思いに押されてしまったと思います。やはり決めるべきところで決めないと、こういう結果になってしまいます。これをいい教訓にして、残りの試合も頑張っていきたいと思います。


ー久しぶりの出場となったキャスパー ユンカー選手と山岸祐也選手がいいパフォーマンスを見せました。監督は彼らのプレーをどのように見ていますか?

山岸はけが明けで、先週に練習試合で30分プレーしていますので、最大60分ぐらいが目処ではないかと、フィジカルとメディカルと話していました。交代するまで非常にいいプレーを見せてくれたと思っています。今後はさらにコンディションが上がってくると思うので、期待していきたいです。キャスパーはシュートを打つ場面までいい形だったと思います。ただ、今シーズンのキャスパーはタッチが微妙にズレているというか、昨シーズンまでであれば1対1で簡単に、相手を嘲笑うように決めていました。それが彼のいいところでもあったと思いますが、今シーズンはけがの影響、コンディションの影響で、若干タッチがズレているのかなと。プレー自体は悪くないので、残りの試合は少ないですが、1点でも多く取ってもらいたいです。今シーズンは2試合でしか点を取っていませんからね。昨シーズンに(リーグ戦で)16点取った選手が、2試合でしか点を取れていないというのは、チームがノッていけない要因の一つだと思います。勝利に貢献するようなゴールを期待していきたいです。


ー「交代によりパワーアップさせたい」とお話しされましたが、交代選手を入れることにより、どういった変化が起こることを期待していたのでしょうか?

タイプの違うFWを入れようと。永井(謙佑)のスプリントやパトリックのポストプレー、(和泉)竜司のゲームコントロールといったところに期待して入れたのですが、今日はこちらが思う通りにいかなかったなと思っています。4日後はきっとやってくれると思いますので、彼らのプレーに期待したいです。


ー今日の敗戦により、リーグ優勝の可能性がなくなりましたが、4日後にはルヴァンカップの準決勝が控えています。現在の心境と、次への意気込みを教えてください。

シーズン序盤戦の戦いを踏まえると、優勝は難しい状況にあったのかなと思っています。逆に残留を考えなければいけない時期もありましたが、選手たちが踏ん張り、ここまで順位を上げて来られたとも思います。今日勝てば上位陣に食らいついていける、というところまで来たと思いますので、できれば勝ってさらに上の順位を目指しながら、いい形でルヴァンカップの準決勝に向かいたいところでした。もう一度いい準備をしていきたいと思います。