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【The Scene】第21節鹿島戦(金井貢史)

128月

選手が自身のプレーを振り返り、瞬間的に思い描いていたイメージやその選択に至った理由を明かす『The Scene』。今回は11日(土)の鹿島戦に先発出場し、移籍後初得点を含む2ゴールの活躍を見せた金井貢史にフォーカスし、プレーの真意に迫った。


―鹿島戦から1日が経ちました。改めて試合を振り返ってください。

何よりも楽しかったですね。満員の中でできるのは滅多にないことですし、サッカー選手として幸せなことです。気持ち良かったですね。サポーターには感謝しかないです。試合については、前半の守備のポジショニングが良くなかったと感じています。玉さん(玉田圭司)に助けられた部分が多くありました。前半の途中からは修正できて、味方がパスコースを塞いでくれているところを消しにいかないような守備ができました。そこでうまく守れるようになったのは良かったですけど、結果的に2失点してしまっているので、次こそゼロを目指してやっていきたいです。それでも、相手よりも点を取れば試合に勝てるという意味で、僕たちは4点を取ることができましたし、攻撃面に絶対の自信を持てている証拠だと思います。総合的に考えて、いいゲームができたと思います。


―鹿島はサイドに起点を作って攻撃を仕掛けてきた印象です。サイドの守備対応についてはいかがですか?

なるべく2対1の状況を作らせないようにしないといけませんでした。鹿島はサイドハーフが中に絞って、間のスペースを使うのがすごくうまいんです。そこをケアしすぎたことでサイドが空いてしまい、2対1の局面を作られてしまった印象です。ファーストディフェンダーに縦を切らせて、サイドハーフがサイドに出たところでボールにいければ問題なかったと思います。何度か2対1のシーンから突破されてクロスを上げられましたけど、シン(中谷進之介)とマル(丸山祐市)の2人が中を固めてくれていたので、そこで失点しなかったのは良かったと思います。

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