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明治安田生命J1リーグ第9節 湘南戦後 監督会見

234月
4月23日(日)、明治安田生命J1リーグ第9節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで湘南ベルマーレと対戦し、2-2で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


3点目が取れていれば、確実に勝てていた試合だったと思います。そこで取りきれなかったことが、こういう結果に終わってしまった要因だと思っています。レフェリングについては、試合前のマッチコーディネーションミーティングで「両チームのサポーターが納得するようなレフェリングを」という発言をされていましたが、両チームのサポーターが納得するようなレフェリングをしていただいたのかどうなのかというところは、しっかりと検証していただきたいなと思っています。2−0の展開で、過去にはひっくり返されて負けたこともあります。昨日の(ヴィッセル)神戸と横浜(F・マリノス)の試合もそういった試合でしたよね。しっかりと後ろの選手が体を張って、危ないシーンを防ぐシーンもありました。本来であれば勝ちきらなければいけない試合ですけど、ポジティブに考えれば首位の神戸との勝点差を「1」縮めることができたと捉えることもできるかと思います。いろいろな意味で、納得できるような試合ではなかったと思いますが、終わったことなので、切り替えて次の試合に向けて準備していかなければいけないと思います。


ー勝てば首位に浮上するという状況でした。試合に向けて、選手たちにどのような言葉を掛けて送り出したのでしょうか?

ホームでここ2試合勝っていなかったので、「点を取って勝とう」と言って送り出しました。前からいったシーンとセットプレーから点を取ることができたので、とどめの3点目が必要だったなと思います。ただ、そう言えるような展開に持ち込めるようになってきたことは、チームの成長と言えると思います。今日の試合だけを見るといろいろな意味で足りなかった部分はありますが、長い目で見れば積み上がってきている部分があると言えます。いいところとそうでないところを整理し、次の試合に向けて準備していきたいと思います。


ー相手に押し込まれる展開となりました。

持たれていても危ないシーンはなかったので。杉岡(大暉)が持ち上がって、オフサイドで(ゴールが)取り消しとなったシーンぐらいです。“持たれている”というよりも“持たせている”という展開だったので、システムやメンバーをいじることは考えていなかったです。1点を取られて、相手に少し勢いが出てきた中で、森下(龍矢)と内田(宅哉)の位置を変えましたが、大きな問題はなかったと思います。


ー森下選手と内田選手の位置を入れ替えた理由を教えてください。

相手が畑(大雅)を入れてきて、内田がやられてしまったということと、森下のほうがより前への推進力があるので、湘南の杉岡が上がってくるところで突き返したいと思ったので。前半は内田が頑張ってくれていましたが、フレッシュな選手が入ってきて、森下のほうがスプリント力があるということで、森下を右にしました。あえて突き合う形にしました。


ー21日の監督会見では「矛対矛と言われるように」と話していました。そういった試合展開になったと思いますが、いかがでしょうか?

自分たちの武器を出せた試合だったと思います。点を取ることができていた中で、勝つためにはやはり次の1点が必要だったと思います。ああいう展開で決勝点を取れるようなチームにしていきたいです。


ー森下選手と中谷進之介選手が今季リーグ戦初得点を挙げました。前線に強力なアタッカーがいる中で、彼らが点を取ったことに関して手応えを感じていますか?

いいことだと思っています。ただ、前線の選手にチャンスがなかったわけではないので。決めるべき選手が決めてくれれば、3点目が入ったのではないかと思っています。


ー前節の川崎フロンターレ戦に続き、やりたいことができた試合だったと思います。

そうですね。いけるのであればもっと高い位置からいくのが理想でしたが、なかなかベクトルがそろわなかったところもあります。そこは割りきりながらやるしかないかなと思っています。