NGE

明治安田生命J1リーグ第18節 鹿島戦 前日監督会見

256月
6月25日(土)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、26日(日)に行われる明治安田生命J1リーグ第18節の鹿島アントラーズ戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。

長谷川健太監督


ー先日、酒井宣福選手のケガについてリリースがありました。この段階でFWが欠けるのは痛手だと思います。

FWはどの選手も大事ですが、その1人がケガをしてしまったことは、チームにとって大きな痛手だと思っています。ただ、みんなでカバーしていくしかないと思いますので、今いるメンバーでしっかりと闘っていきたいと思っています。


ーランゲラック選手は負傷してから4週間ほど経ちます。復帰の見通しや現状はいかがでしょうか?

順調に回復しています。


ー前回、鹿島アントラーズと対戦した時は3バックを使い始めたばかりで、試行錯誤していた段階でした。鹿島もディエゴ ピトゥカ選手の出場停止などがありました。明日は前回対戦と少し違った部分もあると思いますが、その中でどのように流れをつかんでいきたいですか?

基本的には、鹿島の戦い方は前回とあまり変わらないかなと思います。前線のタレントを生かして、パワフルなサッカーをしてくる印象があるので、受け止めるところはしっかりと受け止めなければいけません。また、自分たちの良さというところを、前節の浦和(レッズ)戦の特に立ち上がりは出すことができなかったので、今節はホームゲームですし、試合の入りから我々のサッカーをしっかり表現できるかどうかだと思います。


ー「自分たちのサッカーを表現する」という部分で、基点になるのは守備なのか、攻撃でいい形を作って流れを作っていくほうがやりやすいのか。表現の仕方についてはどのように考えていますか?

アグレッシブな守備のほうが攻撃のスイッチになると思います。前回の浦和戦は(相手の攻撃を)少し受けてしまって、なかなか自分たちからスイッチを入れられなかった。表裏一体だとは思いますが、攻守において最初からアグレッシブにできるかどうかだと思います。


ー選手層の薄さも含めて、両ウイングバックは負担が大きいポジションだと思います。

吉田豊が戻ってきていない状況の中で、(天皇杯3回戦のツエーゲン)金沢戦は石田(凌太郎)にやらせました。石田や内田(宅哉)が次の候補になるかと思います。相馬(勇紀)にしても森下(龍矢)にしても本当によくやってくれていると思います。彼らの状況を見ながら選んでいきたいと思っています。


ー金沢戦でのFWの組み合わせは、阿部浩之選手と柿谷曜一朗選手でした。こういった状況でのベテラン選手の奮起はチームにとって大きなものだと思います。彼らに期待するところはいかがでしょうか?

非常に期待しています。現状、FWのメンバーがいない中で柿谷にかかる期待は大きいですし、金沢戦もしっかりと90分プレーしくれました。ホームゲームで躍動する曜一朗に期待したいです。


ー鹿島の試合を見ると、やられる時はやられるという試合がいくつかあり、隙があるようにも感じます。そのあたりについて、監督はどのように考えていますか?

チームとしてしっかり共有して闘っていきたいと思っています。もちろん(鹿島は)力のあるチームなので、簡単には隙を見せてくれないと思いますが、自分たちの武器、チームとしての狙いをそろえて闘っていきたいと思います。


ー最近、急激に暑くなってきました。気を付けていることがあれば教えてください。

「噂に違わぬ」と言うか、名古屋は暑いなと改めて感じています。大阪も非常に暑い場所だったのですが、それ以上なのかどうなのかと。今日も豊田市のグラウンドは暑かったですし、太陽にやられる日々が多いですが、自分自身もしっかりと体調管理をしていきたいです。チームのほうも、今年加入した選手以外は慣れていると思いますけど、当たり前のことですが、水分補給をしながら、栄養と睡眠をとることが大事かなと。規則正しい生活をすることが大事だと思っています。来週から練習開始時間を9時にしようと考えています。やはり夜ふかしが体調を崩す原因の一つになるので、暑くて寝つけないこともあると思いますが、しっかりと夜に寝て、朝にスッキリ起きるという規則正しい生活が体調管理にもつながるのかなと思います。


ー前回の鹿島戦は3バックで迎えた初めてのリーグ戦でしたが、一定の手応えをつかんだと思います。そこから手応えを積み重ねてきている中で、改めて鹿島戦でいい試合をすることで自信を深められるのでは?

前回対戦で鹿島は(我々が)4バックでくるのか、3バックでくるのか、半信半疑な部分があったと思います。そういった中でうちは3バックで闘いました。今回は確実に3バックでくるだろうということで、準備をしていると思います。そういった中でしっかりとした戦いができれば、また自信を得るような試合になると思います。もちろん激しい、厳しい試合になると思いますが、こういう時こそチームが一丸となって、ホームで鹿島を叩いていきたいと思っています。


ー金沢戦で河面旺成選手が復帰しました。3バックの左には丸山祐市選手しかいなかった中で、選択肢が増えたことは大きなことだと思います。

河面は3バックをやれますし、ボランチもウイングバックもできます。現状はケガ人が戻りきっていないですし、新たにケガ人が出ているので、複数のポジションを複数の選手にやってもらうことでカバーしていきたいと思っています。そういう意味では、河面は複数のポジションをできる選手の1人なので、彼の復帰はチームとしても非常に大きいです。頼りになる選手が戻ってきたなと思います。

  

ー鹿島は毎シーズン強いチームですが、今シーズンは久しぶりに優勝も狙えそうなチームだと思います。リーグ戦を闘う上で、そういったチームに勝つことは重要になると思います。

強い鹿島に勝つことは一つの醍醐味としてあると思います。メンバーは例年と大きく変わっていないと思いますが、今年は新しい監督を迎えてチームがまた一つになり、強い鹿島が戻ってきたと思います。そういった鹿島を叩くということもJリーグの醍醐味の一つではないかと思っています。


ー何度も対戦しているクラブですが、特別なものがありますか?

はい、もちろん。Jリーグがスタートした時から、Jを引っ張ってきているチームの一つですし、今のJ1クラブの中で一番多くタイトルを獲っているチームです。そういったチームに対して、ホームで思い切って我々が持っているものをすべてぶつけ、勝つことがチームにとって大きな自信になると思います。思い切ってやりたいと思っています。