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【インタビュー】和泉竜司「受け入れて、乗り越える」

305月

開幕2連勝という上々の滑り出しから一転、第3節以降リーグ戦13試合勝利なし。

主軸として出場を重ねた和泉竜司は「これが自分たちの実力」と語り、苦しい現状を受け入れる。

だが、このまま終わるわけにはいかない。

“2年前の悲劇”を知る背番号29は、後半戦の反転攻勢に向けて、静かに闘志を燃やしている。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




J2での1年を経て、J1の舞台に戻ってきました。どのような想いで今シーズンを迎えましたか?

和泉 すごくワクワクした気持ち、期待感を抱いて迎えたシーズンでした。昨シーズンの1年で積み上げてきたベースがあった分、高いクオリティーで練習をすることができ、早い段階からチーム作りに入ることができたと思います。連係面での手応えをつかめていたことも含め、すごくいいプレシーズンを過ごすことができました。


開幕戦は敵地でG大阪と対戦し、白星を収めました。

和泉 自分たちがボールを保持して主導権を握り、高い位置でプレーすることができていました。崩しの局面においても、手応えを感じた試合でしたね。「自分たちのやってきたことは間違っていない」と改めて感じることができた試合でもありました。


続く磐田戦は1点を守りきり、辛くも勝ち点3をつかみました。

和泉 最後まで体を張って全員で守り、無失点に抑えることができました。内容が良かったとは言えませんけど、勝ちきれたことが何より良かったです。J2で戦った昨シーズンも、あのような試合展開で勝利したゲームは少なかったですよね。開幕戦とは異なる形で勝ったことも含めて、いい滑り出しだったと思います。開幕から2連勝をしたことで、“J1でもやれる”という自信もつかむことができました。


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