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天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 3回戦 ファジアーノ岡山戦後 監督会見

28月
8月2日(月)、天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 3回戦が行われました。名古屋グランパスは名古屋市港サッカー場でファジアーノ岡山と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督が監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


シーズン半ばのこの時期、これから後半戦が始まるというタイミングでどういう内容のサッカーだったかというコメントを皆さんは気になるかと思いますが、試合前から「この試合に対しては突破することがすべてで、どういった内容のサッカーをやりたいというアイデアをこの港サッカー場へ持ち込んでやることは間違いだ」と考えていました。とにかく気持ちの面で負けない、相手に競り負けない、すべてで主導権を握る。どういったサッカーができるか、ということを実現できるグラウンド環境でないことはわかっていました。そういった部分で選手たちは、自分たちの本来のスタイルということは一切考えず、このグラウンドであった今日の試合に勝つために、相手に一切チャンスを作らせないことを考えたサッカーを続けてくれたと思います。その中でリードを奪いました。そのあとも具体的には柿谷(曜一朗)のチャンス、(ガブリエル)シャビエルのPKもありましたので、そこでもっと楽な試合展開にできれば良かったのですが、それができなかった中でも最後まで集中を切らさずに守りきってくれました。繰り返しますが、突破したことがすべてです。この難しいスタジアムでそういうサッカーをやりきった選手を讃えたいと思います。

 

ー今日はセットプレーから得点を挙げました。それ以外のセットプレーでも迫力がありましたが、準備も含め今日のセットプレーでの評価をお聞かせください。

先ほども話しましたが、このグラウンド条件でこういう試合展開になるということを誰もが予想したと思います。その中でセットプレーは明らかに大事な要素になると思っていて、しっかりと時間を掛けて準備をしました。昨日も直前の準備としてやったのですが、実際に(相手にとって)危険となるシーンはもう少し作れていました。もう少し多くの得点が生まれてもおかしくなかったですし、実際に入ってもおかしくないシーンはほかにもありました。

 

ーグラウンド状態はおっしゃるとおり悪かったかと思いますが、その中でチームに勢いが戻ってきた印象を受けました。どのように感じていましたか?

タイでの日々の疲れはあったと思います。そこからのリフレッシュがあった上で、もう一度ここからのサイクル、すごくまた厳しい日程が組まれている中で、そこに向けどう乗りきることができるかということを考えた内容のトレーニングをしました。体のキレという部分では、まだ上がりきっていないかと思います。このあと(連戦)に向け、結構なチャージをしましたからね。コンディション面で体はきつかったと思いますが、気持ちの面で充電ができたと思いますので、それによって体を動かせていたと思います。そういった姿が見られたので、これからの連戦に向けてすごくプラスな要素になると思います。