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明治安田生命J1リーグ第22節 川崎F戦後 ブルーノ コンカコーチ会見

294月
4月29日(木・祝)、明治安田生命J1リーグ第22節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで川崎フロンターレと対戦し、0-4で敗戦。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督に代わって指揮を執ったブルーノ コンカコーチがオンラインでの会見に臨みました。

ブルーノ コンカコーチ


試合をとおしてすごく難しいゲームになってしまった印象があります。スタートでいい入り方ができず、失点も早く、さらに追加点も決められました。その中でも、フォーメーションを変えるなどして意地を見せることもできたと思います。90分をとおし押されっぱなし、失点を続けるという展開は抑えようと対応する努力をしたのですが、強いチームが相手では、あのような始まり方をした時点ですごく苦しいゲームにしてしまう、そういうゲームでした。


ー最初の選手交代を前半30分まで待ちましたが、それまではどのような指示を選手に出していたのでしょうか? また交代で形を変え、なにを狙ったのか聞かせてください。

違った展開になっていれば、スタートした形でやれる部分はあったと思うのですが、結果的に中盤で川崎Fのほうが有利な状況で試合を進め、我々が奪ってもまたそこからすぐ奪い返されてしまいました。我々がボールを持つ時間が短い状況だったので、単純に中盤の人数を一人増やすという狙いで交代を行いました。そのことで試合状況は変わったと思いますが、その前まではいろいろなことを試しながら、(試合への)入り方や気持ちの部分、ボールの競り合いなどが影響していて、チーム対チームという以前の問題で相手が有利という状況でした。その部分で「もう少し気持ちを切り替えなければダメだ」と話し、鼓舞していた部分もあったのですが、必要かなと感じ実際に選手交代も行いました。


ー今日はマッシモ フィッカデンティ監督が不在でした。どういう考え方で指揮を執ったのか、またハーフタイムにはフィッカデンティ監督と連絡を取られたのでしょうか?

実際に(連絡手段を)つないで、そして試合前もずっとマッシモ監督と相談しながら今日の試合を闘っていました。やはりその場にいる、いないで、彼の存在が大きいということはわかっていました。それが試合に出てしまったということは、今日は認めざるを得ないと思います。


ーまたすぐに川崎Fとの再戦があります。引き続きブルーノコーチが指揮を執ることになるのかまだわからない状況ですが、ここからチームをどのように立て直そうと考えていますか?

今日のゲームがこういう内容、点差になってしまったので、取り組み方を変えないとまた同じようになってしまうというくらい大袈裟に今日の試合のすべてを受け止めなければいけないとは考えていません。どうしても今日は、こういう展開、1日になってしまったことでゲーム自体にも影響を受けてしまったという話を先ほどもしましたが、我々自身も自信を持っている部分で変わらない部分はあります。切り替えて、これまでどおりの強みを今度の試合で出せるようにと、試合を終わってからもそういう声を選手たちにかけました。たまたま今の位置にいることはできませんし、たまたま出せるものではない結果を我々が出してきたという自負もあります。今日はすごく多くのものを失った、これまでがたまたまだったんだ、と振り返る必要も一切ないと思っていますし、自信を持ってやっていきたいと思います。