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明治安田生命J1リーグ第19節 広島戦 前日監督会見

134月
4月13日(火)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、14日(水)に行われる明治安田生命J1リーグ第19節のサンフレッチェ広島戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの記者会見を行いました。

マッシモ フィッカデンティ監督


ー次戦からホーム4連戦です。対戦相手は上位チームが多く、マネージメント面でいろいろと考えると思いますが、まずは次節のサンフレッチェ広島戦で優位を取るためにどのようなことを考えていますか?

ホームゲームが4試合続くのでセットにして見ていきたい部分もあると思いますし、日程を考えると1試合だけというわけではなくて、監督としていろいろな面を見なければいけません。ただ、今おっしゃったようにまずは広島戦に集中すること。昨日はリカバリーメニューしかできなかった中で、今日は広島戦に向けて具体的なトレーニングをやりました。メンタル面やトレーニングに集中するという部分も、このハードな日程の中でも選手は広島戦に向けてしっかりとチャージできていると感じましたので、いいゲームをしてくれるのではないでしょうか。


ー前節は新しい組み合わせの2列目でスタートしました。試合途中に右サイドのマテウス選手と左サイドの齋藤学選手が入れ替わり、その後、右サイドの齋藤選手と中央の前田直輝選手が入れ替わりました。それが結果に結びついたのかなと思います。

あの組み合わせで行く時に、ボールを持っていない状態でどうやって受ける形を作るかという、齋藤のすごく良い特長を生かすために、要所要所でポジションを入れ替えながら、最終的には齋藤が真ん中で両サイドがあの2人というバランスに落ち着いたかなと。少し試しながら、こっちが少し動かすことでどう対応してくるかも見たかったので入れ替えながらやっていきました。


ーそういったアイデアはもともと準備されていたのでしょうか?

そういったオプションは選択肢として試合前に選手と共有しながら、あとは相手の出方を見ながら、必要だったらそれを使っていこうと。準備はしていましたけど、試合を見ながら実際に使っていったという形です。


ー前節は長澤和輝選手や木本恭生選手がフル出場しました。序盤戦と比べると新加入選手の起用法が少しずつ変わってきていると思います。彼らをなじませる段階から、積極的に起用してローテーションさせることもできる段階になってきたのでしょうか?

考えながらサッカーをやるというところで、やはり考えながらだと疲れも変わってきますので、その中で新しい選手たちも名古屋でどうやっていくべきかをわかってきた上で、より出場時間を延ばせるようになってきたのかなと。どの時間、どのような長さで起用してもしっかりとプレーで結果を出してくれていますので、どんどん信頼も上がっていって、結果的に長い時間プレーさせるようになっています。ただ、前回のこういった機会の時にも話しましたが、決して試合に絡めていない選手がそういうことをできていないということではありません。特に森下(龍矢)はいつでも使える状態でいますが、どうしてもほかの同じポジションの選手が結果を出している中で、今のところ使ってあげられていないことを残念に思っています。ただ、試合数はまだまだありますし、彼がチームにとって大事な状態になることは必ず出てくると思いますので、このまま続けてもらいたいです。


ー今日は雨の中3時間近くトレーニングされたと思います。日頃、試合前日にはどのような準備をしているのでしょうか?

日程的な問題があり、今日はどうしても「前日の練習として」というよりかは「前日なのにこれだけのことをやらなければいけなかった」ということである程度時間を取りました。内容としては、もちろんテクニック面、ボールを触る時間も作らなければいけないですし、戦術的にどう闘うかも準備しなければいけません。また、通常であれば試合前日にセットプレーの確認に結構な時間を掛けてやります。今回は大分遠征のあとの中2日だったので、本来であれば試合前々日や3日前くらいまでにやっておくはずの戦術確認なども含めて、今日一日で全部やりました。「昨日も使えたのではないか」という考えもあると思いますが、試合が終わったあとにはメンタル面でもチャージが必要で、1試合をとおして集中して闘うために、気持ち的な部分、頭をすっきりさせるというところのチャージの時間も必要なので、昨日はそこの時間を取りました。その上で今日は普段であれば3日くらい掛けてやるような、試合に向けての具体的な準備を一日に詰めこみました。そのため、残念ながら皆さんをこれだけお待たせする形になってしまいました。