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【対談】中村直志アカデミースカウト×西村弘司広報「ACLの思い出を語り合う」

151月

2021シーズンは9年ぶりにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)へ挑む名古屋グランパス。『INSIDE GRAMPUS』では、2009年、2011年、2012年の3大会を経験した中村直志アカデミースカウトと西村弘司広報の2人による対談をお届け。今回は西村広報がインタビュアーを務め、中村アカデミースカウトと当時を振り返りました。


ー今シーズンは9年ぶりにACLへ参戦します。直志さんは2009年、2011年、2012年と3大会に出場し、17試合1得点を記録しました。

中村 自分の中で記憶がゴチャゴチャしていて、どれがどの年だったのか……。Jリーグとナビスコカップ(現ルヴァンカップ)を並行して闘っていたので、かなりバタバタしていたのが一番の思い出かな。海外での試合も多かったしね。連戦で体はきついけど、試合勘を保てるから良かったよ。

西村 試合とリカバリーの繰り返しでしたよね。

中村 1週間、2週間と空いてしまうほうが嫌だったね。中2日、中3日で、移動もあったことでハードだったけど、とても充実していたよ。


ー移動の時に心掛けていたことはありますか?

中村 飛行機移動の時は足が浮腫むから気を付けていた。現地に着いてすぐに練習すると、足がパンパンでうまく動かなかった。移動は気を遣っていて、自分なりに対策していたよ。

西村 たしかに移動は大変でした。2020シーズンはセントラル開催でしたけど、それまではホーム&アウェイ方式でやり続けていましたからね。

中村 そうだね。予選突破が決まって、アウェイで予選の残りの試合がある時、メンバー外で帯同しない場合は多少ホッとするようなことがあったかも。

西村 ただ、2009年は早めに予選突破を決めてくれたおかげで、僕は若手主体でアウェイの試合を経験できました。若手にとってはすごくいい経験になりましたよ。

中村 自分はプロになって9年目で初めて海外のチームと対戦する機会を得た。あまり免疫がなかったけど、若い選手はいい経験になったでしょ。海外ではスタンダードだけど、日本では経験している選手のほうが少ないからね。そういうことが当たり前になったほうがいいと思うし、ACLが当たり前の存在になってほしいね。

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