グランパスへの加入が決定した森下龍矢選手に加入後初となるインタビューを実施。移籍の経緯やクラブの印象、今シーズンへの想いなどを語ってもらった。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
昨年12月29日にグランパスへの加入が発表されました。現在の心境はいかがですか?
森下 とてもワクワクしていますし、新たな冒険の始まりだという気持ちであふれています。大学卒業後に加入した(サガン)鳥栖は、僕が生まれ育った静岡や学生時代を過ごした東京からすごく離れたところだったので、冒険に出掛けるような気持ちでした。今回の移籍も1年間在籍して慣れ親しんだ鳥栖を離れて名古屋で挑戦するので、その時に近い感覚です。
鳥栖には1年間の在籍でした。移籍の経緯を教えてください。
森下 僕の場合、大卒でプロになり、今年4月には24歳になりますし、おかしな選択だとは思っていません。大卒1年目の移籍は珍しいかもしれませんが、クラブ側にもグランパスで挑戦したいという自分の想いを伝え、自信を持って決断しました。
ワクワクや自信という言葉がありましたが、初めての移籍は楽しみのほうが大きいですか?
森下 楽しみ7割、緊張3割、ですね(苦笑)。子どもの頃からテレビで観ていたような第一線で活躍している選手がピッチ内外でどのような時間を過ごしているのか、とても興味があります。チームに馴染めるのか少し不安はありますが、鳥栖でもすんなり溶け込めたし、12月末に行われたU-23日本代表候補トレーニングキャンプでも初めて会ったメンバーとすぐに打ち解けることができました。人見知りするタイプではないですし、新たな人との出会いはいろいろな刺激を受けられるのでとても楽しみです。キャラクター的に心配はないと周りからも言われています(笑)。
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