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長谷川アーリアジャスール「絶対にまたみんなの前でプレーしたい」

2812月

12月28日(月)、長谷川アーリアジャスールがFC町田ゼルビアに完全移籍すると発表された。移籍が決まった長谷川は『INSIDE GRAMPUS』の取材に応じ、名古屋で過ごした3年間を振り返るとともに、グランパスやファミリーへの想いを語った。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




町田への移籍が決まった今の心境を教えてください。

長谷川 新たな挑戦が始まるな、という感覚です。2020年は新型コロナウイルスの影響でサッカー界だけではなく、世界的に難しい状況になってしまいました。そのような中で町田が僕を必要としてくれて、とてもうれしかったです。町田はいろいろなところに力を入れて、昇格を目指しているチームです。そういったプロジェクトを進めているチームに関われることはとてもやりがいのあることだと感じました。それに加えて、ランコ・ポポヴィッチ監督が指揮を執っていることも今回の決断に至った理由の一つです。これまでFC東京、セレッソ大阪、レアル・サラゴサと何度も彼のもとでプレーしてきました。こういった人とめぐり合うことはなかなかないと思いますし、自分がまだまだ動ける状態の時に恩返しができたら、という想いもありました。


町田のプロジェクトのどういった部分に魅力を感じたのでしょうか?

長谷川 まだ詳しく確認できていない部分もありますが、町田は2018年にサイバーエージェントが経営権を取得し、新たなビジョンを掲げて歩んでいるというところです。社長を務める藤田晋さんの本を読んで、考えさせられることもありました。また、来年に新しいクラブハウスとトレーニング場が完成し、スタジアムの改修が完了すると聞いています。これからどんどん成長していくクラブだと感じましたね。J1昇格、そしてその先の「強い町田を作る」というプロジェクトに、早い段階から関わっていきたいと思いました。

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