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明治安田生命J1リーグ第10節 FC東京戦 前々日監督会見

138月
8月13日(木)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、8月15日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第10節のFC東京戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの記者会見を行いました。

マッシモ フィッカデンティ監督


ーFC東京は川崎同様に明確な特徴を持ったチームです。その中で大事にしなければいけない部分はどこでしょうか?

おっしゃるとおりです。自分が関わっていないチームを比べるべきではありませんが、分析した上でパスワークにおいては川崎のほうが優れていると思っています。FC東京は縦へのスピードやフィジカルの強さがあります。やり方は全く違うかなと。どんな準備をするべきかは今回も明確になっています。


ー縦へのスピードはグランパスも優れています。相手との差を出すためには?

両方のいいところを持っているのがグランパスだと思います。「こういう戦い方をこの時間帯で狙っていこう」と話せば、そういった方向でプレーすることができています。縦に急ごうとなったら、サイドプレーを中心にどんどん縦に仕掛けられます。ボールをつなごうとなったら、DFラインの選手を含めてボールを扱う技術があります。必要なものをなるべく兼ね備えたチームにしたいです。


ー相手の速い攻撃を止めるための作戦はありますか?

相手からボールを奪った瞬間やバランスが崩れている時は、縦に速くいける状況ですし、縦に急ぐチームにとって生かしたいシチュエーションです。それをひっくり返して、バランスを崩さず下手な失い方をしないこと。そしてカウンターを受けるリスクを犯さないプレーもするべきだと思っています。FC東京に関してはよく知っている選手が多いですし、素晴らしい監督もいます。選手それぞれのクオリティーが高く、最大限の警戒をしていかないといけません。こちらが手を打って抑えていても、1人で局面を打開できる選手がいますし、個でやられる可能性もあります。そういった中でどれだけチームとして勝利を得られるような試合にもっていけるか。しっかり準備したいと思います。


ーFC東京はかつて率いていたチームです。FC東京に対する思いを聞かせてください。

私がFC東京にいた時に一緒にやっていた選手たちが何人もいます。いろいろなチームを率いてきて、どのチームに対してもそれぞれの思い入れがあります。FC東京では高いレベルのサッカーをできて、リーグ制覇を目指して闘うということもできました。それは選手だけではなく、チームに関わるすべての方です。サポーターの方もいつも側についてきてくれる感覚がありました。FC東京は日本で最初に指揮を執ったチームですし、彼らに一緒に闘えた思い出があります。自分にとってすごく大事なチームであることは変わりません。


ー阿部浩之選手の状態はいかがですか?

治療は終わっています。あとは練習で強度を上げていき、対人トレーニングを少しずつ入れていける状態です。これからは実践メニューになります。サッカーは対人スポーツなので、相手のいろいろな力が加わることで、1人でトレーニングしている中では味わえない負荷も掛かってきます。チームのトレーニングに混ざって、来週中にはしっかり仕上がると思っています。


ー川崎戦から中2日での試合です。中3日と比べて、選手のコンディションや相手への準備にも影響があると思います。その中で最も大事にしている準備はどういうことでしょうか?

こういう日程は初めてではなく、今シーズンに入ってからも経験しています。その中で疲労の蓄積があると思います。ケガ人が多い状況で、ある程度固定したメンバーで闘わなければいけなかったのはキツいと思います。ただ、疲労の蓄積でケガをしたというより、試合中に起こったコンタクトが原因です。それ以外ではケガ人が出ていないので、しっかりマネージメントできていると思います。昨日、FC東京は試合がなく、体力的な部分で違いがあるかなと。昨日の試合は勝利を目指してやった中、前線の選手を早めに交代させることができました。この日程でも、FC東京戦ではフレッシュな状態でプレーしてくれると思います。


ールヴァンカッププライムステージ準々決勝の相手がFC東京に決定しました。感想を聞かせてください。

FC東京の印象は先ほど話したとおりです。すごく手強い相手になってしまったと思いますが、残り8チームになっているので楽な相手はいません。FC東京と対戦することが決まって、その試合に向けて準備するだけです。まずは明後日の試合をしっかり闘い、カップ戦になったらその時点でのFC東京を評価した上で準備したいです。


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