NGE

明治安田生命J1リーグ第8節 柏戦後 監督会見

18月
8/1(土)、明治安田生命J1リーグ第8節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで柏レイソルと対戦し、0-1で敗戦。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


柏レイソルのほうが待ち、カウンターで仕掛けてくる。前半も後半もチャンスは一回ずつしかなかったと思います。


ー今日は攻撃の部分で出しきれなかったことがあったかと思います。準備してきたこと、それがどれくらい出せていたとお考えでしょうか?

前線のワントップとその後ろの3人でしっかりと、マイボールとなったところで(前へ)入れられるならすぐに入れないと(いけませんでした)。そのほぼすべてのボールがうまく入ることがなかったため、素早い攻撃に移ることができませんでした。それが、いつもより攻撃がスムーズでなかった原因だと考えています。特に前田(直輝)が、今日は試合開始10分くらいで明らかに痛めた状態でしたが、それでも気持ちを込め、「チームのために耐えられるところまでやる」と言ってくれました。彼個人を評価するなら、本当に今夜もチームのために頑張ってくれたと言いたいですが、なかなかその状況で、起点となれる選手がいない中で厳しかったかと思います。ただ今日のような状況、チーム状況もこうだとわかっていた中で選手が得点まで持ち込むためにどうすればいいか、もちろんハーフタイムにもそのような指示をしましたが、選手が徐々に試合に慣れていく中で自分たちのチャンスを作っていく。その結果、どれだけチャンスを作れたかと振り返ると、全くノーチャンスの試合だったわけではありませんし、ある程度はできていたと思います。どちらのチームがチャンスを作っていたかといえば、明らかに名古屋でした。もちろん、柏レイソルが不当な勝利だったということは一切ありませんし、サッカーとは得点を争うスポーツなので、今夜はしっかりと決めた柏レイソルが勝利したということを受け入れ、次に向かいたいと思います。


ー今週は新型コロナウイルスの感染者が出たこともあり準備期間が限られたと思います。試合に影響はあったのでしょうか?

どちらかと言えばコロナウイルスの影響というより、前回の大分戦からここまでチームがどう過ごしてきたか。大分戦でかなり大きな痛手、ケガ人が出ました。稲垣(祥)選手もあの試合で負ったものが残っていましたし、ギリギリになって試合に出られるようになりました。どちらかと言えば、そういうことのほうが影響は大きかったかと。実際に、駒が足りなくなったわけですから。私は今日の試合がどうだったかと言えば、コロナウイルスの影響をどう受けたかというより、こういう影響があったわけで、だからこそ代わりに試合に出るチャンスを手に入れた選手がしっかりやるだけですし、サッカーとは同じメンバーでずっと試合をできるものではありません。この先も、こういう理由で試合に出るチャンスを得た選手が、その先も試合に出続けるパフォーマンスを見せてくれるだけのことです。ない物ねだりをしても仕方がありませんし、そうやってチーム全体として闘いたいと思います。


ー大分戦で負傷した阿部浩之選手、米本拓司選手はどのような状態なのでしょうか?

隠すものではありませんし、どのタイミングで伝えるべきことなのかということでした。まず米本選手は、試合中に相手の膝が入ったことで、(骨に)ひびが入り、少し時間が掛かるかと思います。米本選手は1カ月掛かるかというくらいで、阿部選手はそれより早く戻ると思っています。試合の中での捻挫でしたし、その痛みがなくなればプレーできるという状態です。米本選手の場合は、骨のケガのためそこを治さなければということはありますが、それでもどちらとも大きなケガではありませんし、長く(時間が)掛かるものではないと思っています。