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明治安田生命J1リーグ第6節 大分戦後 監督会見

227月

7/22(水)、明治安田生命J1リーグ第6節が行われました。名古屋グランパスは昭和電工ドーム大分で大分トリニータと対戦し、3-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


お互いに連戦の疲れが溜まってくる時期の中で、スコアどおりのゲームができました。スコアどおりにと先ほど言いましたが、それだけ力の差があったわけではありません。強いチームを相手にいい試合をし、勝利もしているのが今年の大分トリニータです。すごく難しいゲームになると思っていたとおり、やりにくさがありました。そういったゲームに向けて戦術的に準備してきたことを、選手たちがその場その場でしっかりと引き出し、やるべきプレーをやってくれたのではないかと思います。


ー今日の3得点はすべて守備的なポジションの選手が決めました。そのことをどう捉えていますか?

攻めも守りも全員でやっていこうと取り組んでいるので、すごくポジティブな結果なのではないでしょうか。ディフェンスの選手も攻撃に参加しなければ、ゴールを決められません。各ゴールの一個一個のプレーを見てわかるように、前線の選手が絡んでチャンスを作り出し、全員でゴールを狙った中で、今日決めたのが守備的な選手3人だったということです。決してFWの選手が努力をしていないというわけではありません。実際に守備面で失点しなかったのも、前線の選手がしっかりと走って、守りやすい形を作ってくれていました。そういう意味で、全員を褒めたいと思います。


ー前半の早い時間帯で阿部浩之選手が負傷交代しました。そこからゲームプランの変更はあったのでしょうか?

最初の阿部選手の交代では、そのまま同じ役割をやってくれと伝えて(ガブリエル)シャビエル選手を送り出しました。それを理解し攻撃も守備もやってくれましたし、振り返ってみて戦術的な変更はなかったと思っています。ただ、そのあとの稲垣(祥)選手の交代、米本(拓司)選手の交代により、本職のボランチの選手がシミッチ選手だけになってしまいました。そのあとはシステムを変えて後ろを5枚とし、マテウス選手に後ろへ下がってもらい、相馬(勇紀)選手とシャビエル選手がインサイドハーフのような役割にしつつ、前田(直輝)選手と金崎(夢生)選手を前線に配置しました。選手はなぜそういう形に変えたのかを理解しやってくれたと思います。


ー金崎選手がゴール前のポストプレーで2得点に絡みました。金崎選手は新型コロナウイルスの感染で出遅れましたが、現在の彼の状況と、彼が戻ったことによるチームへの影響をどのようにお考えでしょうか?

確かにスタートは遅れましたが、彼がどういうプレーをできるかは理解しています。名古屋へ来て初めて一緒に闘うわけでありませんし、どういうサッカーをするのかを理解した上で名古屋へと来てくれました。チームのために体を張れる選手であり、もちろんゴール前では相手の脅威になれる、FWとしてやるべきことをすべてできる選手です。今日もしっかりとアシストをしてくれました。すごくいい状態でプレーしていて、名古屋のためになっているのではないでしょうか。