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【連載企画】俺たちの1年目(千葉和彦編)

293月

まもなく、多くの“フレッシャーズ”たちが社会人としての歩みをスタートします。新生活が始まる4月を前に、『INSIDE GRAMPUS』では連載企画『俺たちの1年目』を実施。今回は2005年にプロ契約を結んだ千葉和彦選手にインタビューを行いました。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部、写真=J.LEAGUE


―今回は千葉選手のプロ1年目を振り返っていただきます。まず、当時の写真(2006年1月に撮影)を見ていかがですか?

そんなに変わってないんじゃない?(笑) ちょっと太ってるかな。オランダに留学した時の顔よりは全然いい(笑)。


―千葉選手のプロ1年目は、アルビレックス新潟とプロ契約を結んだ2005年になります。

そうですね。夏の移籍期間に新潟へ加入したんですよ。それもあって、俺の1年目は半年間ということになりますね。


―新潟に加入する前はオランダでアマチュア選手としてプロ選手とともにプレーしていました。プロになったことで大きな変化を感じたわけではなかったのでは?

いや、環境面に関しては違いを感じましたよ。新潟はクラブハウスが整っていて、グラウンドが何面もあった。「プロってこんな感じなんだ」と思いましたよ。オランダで所属していたクラブは、練習場所が定まっていなかったし、スパイクも自分で管理しなくてはいけなかったので。


―サッカーのレベルに関してはどうでしょう?

一概にどっちが高いか、というのは言えないですけど、“サッカーの違い”は感じました。日本のほうが少し速い印象かな。オランダも速かったですけど、当時はどのチームも4−3−3のシステムで、足の速いウイングの選手にいかに早くボールを渡すか、というサッカー。ウイングにボールが入ってしまえば速いですけど、そこまではしっかりとボールをつなぐイメージですね。日本はどちらかと言うと、カウンター主体というか、切り替えが重要になるようなサッカーでした。

(残り: 4854文字 / 全文: 5660文字)

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