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2/14(金)トレーニング後コメント

142月
2月14日(金)、トヨタスポーツセンターでトレーニングを実施しました。練習終了後、前田直輝選手、稲垣祥選手、マテウス選手が取材に応じ、2月16日(日)に行われるJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節の鹿島アントラーズ戦に向けた意気込みなどを語りました。

前田直輝選手


ーチームの仕上がりはいかがですか?

監督も言うように、いい傾向にあるというか、いい状態にあると思います。ただ、(プレシーズンは)J1クラブと対戦していないので、自分たちがどこまでやれるのかというのは、やってみなければわからない部分もあります。やれる自信はありますけどね。


ー全体の連動や連帯感に関してはどのように感じていますか?

ケガ人が戻ってきたりして、新しくコミュニケーションを図る時間が増えている中で、しっかりとコミュニケーションを取りながらやれていると思います。まだ誰がどのポジションで試合に出るのかわからないですけど、「こういう時はこうしよう」という話をすることができていると思います。


ーキャンプ中は最前線で起用されることが多かったです。山﨑凌吾選手の状態によっては、本来のポジションでプレーする可能性もあるわけですが、自分の中でうまく切り替えることはできていますか?

1トップでは、センターバック2枚を相手にしなければいけない場面もあり、やりがいを感じていました。センターでボールを受ける上で必要なこともわかったというか。両センターバックと駆け引きをしながら裏を取るのもおもしろかったなと。サイドで試合に出る場合は、やることがより明確になるというイメージがあります。サイドで起用される時間は多くなかったですけど、ずっとやり続けているポジションですし、あたふたしている感覚はないです。


ーボールを受けてどのように前を向くかという部分は、思い出しながらやっている感覚ですか?

センターに入ったとしても、ボールを落とすだけじゃつまらない。そこでターンをして相手をかわせればシュートチャンスも増えると思います。真ん中でターンできるようになれば、サイドで試合に出た時にもターンできる。感覚を取り戻すというよりも、引き出しを増やさなければいけないなと思っています。


ー沖縄キャンプでは、細かいパス交換をはじめ、周囲と連携した攻撃が見られましたが、それ以前は裏にパスを出してダイナミックに攻めていく形もありました。そういう展開になれば、自身の見せ場が増えてくるのでは?

いいボールが入って1対1になったとすれば、自信はあります。楽しみに思っている部分はありますよ。でも、鹿島は手堅いサッカーをするチームで、「引いたほうがやりやすい」と感じれば引いてくると思います。(沖縄キャンプで対戦したヴァンラーレ)八戸戦は、引いた相手を崩しきることができませんでした。サイドが潰されて、スペースがなくなった時に、どれだけイマジネーションを持ってやれるか。そこは自分たちがもっとクオリティーを上げる必要があると思います。「いってこい」というサッカーでお互いがやり合えるのなら、縦に速い選手が多い分、うちは強いと思いますけど、引かれた相手に対して自分たちがボールを持ってどれだけ押し込めるか。そういうところも重要になってくると思います。その意味でもそういうことを考えながらやりたいですね。阿部(浩之)くんをはじめ、足元でプレーできる選手が多いので。八戸戦で点が取れなかったことをきっかけに、「こういうプレーもできるよね」といろいろな話ができていると思います。


ー今シーズンは敵陣における攻守の連動が重要になってくると思います。鹿島戦でそれを実現できれば、いい形でシーズンに入っていけるのでは?

結局、意識付けですよね。前からいくのはしんどいけど、どこまで寄せられるのか、どこまで二度追いできるのか。そこはメンタル面も含まれてくると思います。(ボールを)取られた瞬間に止まるのではなくて、そのままの勢いで取り返しにいけるか。そこで意思統一をすることが一番大事だと思います。そこに関して、僕は前に所属していたチームで培われたところがあるので。取られないに越したことはないですけど、取られた瞬間にいく姿勢を見せていきたいと思います。


ーたくさん走り込みをしたことで、メンタルが鍛えられたのでは?

みんな「きつい」と言っていたし、俺もきつかったと感じましたけど……。それだけいいコンディションになっていると思いますし、乗り越えてきたことで一致団結できるところもあると思います。いいトレーニングだったと思います。

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