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【動画】明治安田生命J1リーグ第23節 松本戦 前々日監督会見

168月

本日8月16日(金)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第23節の松本山雅FC戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


ー久しぶりの勝利の後は2日間のオフを過ごしました。今週はリフレッシュした状態で練習に臨めたのではないでしょうか?

それはあまり関係ないかな(笑)。日程が決まっているから。ただこの前も言った通り、自分たちが仕留めること、それから攻めることをやめなかったこと。これが一番良かったと思います。そこが一番我々の大事なところ。そこは思い出したのではないかと思います。


ー総シュート数はリーグ2位の成績です。監督は「決めるかどうかは個人のところ」と語っていましたが、打つという部分も大事なのでは?

そうだね。それとやっぱり数じゃなくて、チャンスの効率もうちがダントツで高いはずなのでね。その中でどうしっかり決めるか。そこをやっています。デタラメに打つ選手は一人もいませんよ。そこまでしっかり崩しているというのは数字にも表れています。ただし、それはずっと前からやっていること。それをしっかりやり続けること。それからあとは、90分の流れの中で攻めることをやめないこと。これがすごく大事なので、その二つを続けていきたいと思います。


ー前節は無失点も達成しました。これも「攻めることをやめなかった」ことが影響しているのでしょうか?

そうだね。ただ、特に前半の終わりの10分くらい、そこは相手を受けてしまったのでね。そこは違うところです。でも、彼らがそれをしっかり持ち直して、やり直したと。もちろん試合の中では押されることもある。ただし、その中で常に前からゴールを狙っているか。逆にそれは頭をこっち側にして、そのまま自分たちがそこに居続けることはあまり意味がないことなので。そういうことをこの前の試合でしっかり学んだんじゃないかなと思います。


ー先制点が早い時間帯に取れていることもポジティブなことの一つなのでは?

その前の2試合は、少し攻めることをやめてしまった。そこだけだと思うので、しっかり畳み掛けないといけない。それから2点ではなくて、3点以上取れるチャンスはそれまでもあったわけで。リラックスしてシュートを打つ。それがすごく大事なことだと思います。


ー立ち上がりがすごく良くなったという点についてはどのように感じていますか? 好調を維持していた序盤戦の姿を取り戻しつつあるようにも思います。

もちろん選手が替わっているのでね。すべてのポジションに1人ずついるわけではないので。そういうものも加味しながらやっていく中で、選手が成長してきたと思う。ゴールを取るのは選手の質だから。(前田)直輝、和泉(竜司)、(ガブリエル)シャビエルは一歩先に出ている。それから(エドゥアルド)ネットもジョアン(シミッチ)も良くなっている。(宮原)和也、シン(中谷進之介)、(吉田)豊もね。自分たちの質がもう1段上がったというところだと思います。その積み重ねでチームは強くなっていくもの。それからそこに対して、カップ戦に出ていた選手がどこまでできるか。その競争の中で選手の質を上げていかなくてはいけない。いつも言っている通り、チームでチャンスを作ることは可能なことだけど、最後で決めるかは個人の質なので。そこのところで、直輝、和泉の自信、それからシャビの前に行く推進力、こういうところがすごく出てきたと思います。


ー和泉選手は一皮むけたようなパフォーマンスを披露していました。

ずっと言っていることは同じで、自信を持ってやらないと、このサッカーはやれない。そのかわり、自信を持ってやる選手は楽しそうにやる。すごく楽しそうにやったのが和泉と直輝だし、シャビだし。ほかにもたくさんいたけどね。それはすごくいいんじゃない? それが自信だということだから。


ー川崎Fに勝ったことで、さらに選手たちの自信がついたのでは?

前も言ったけど、その前の2試合の引き分けが悪いわけじゃない。最後の形が悪かったのであれだけども、試合をある程度は支配しているわけで。この前の試合で勝ってすっきりしたとは思いますよ。ただ、いつも言っている通り、1試合1試合なんでね。過去のことは関係ない。また次の試合に全力を向けるしかないというところです。


ージョー選手が得点を取れていない状況について、監督はどのように見ていますか?

最後のところだね。体のキレも含めてね。まあ、そこを努力してみんなでやっているところなので、戻ってきてくれるとは思います。ただ、大事なことはチャンスにいること。もう少し強引にシュートを狙ってもいいなとは思いますけどね。ただ、そこはやってくれると思いますし、信用して待つしかないなと思います。


ー宮原選手は、痛みを抱えながらも試合出場を続けています。痛みに強いことをどう評価していますか?

それは大事なことです。若い時にケガをしないということは、その時に鍛えられるということですよね。それがゆくゆくは続いていくんで。若い頃にケガをしてしまうと、そこで蓄えたものがなくなる。そこのところは大きな違いだと思う。上に行く選手は若い頃にほとんどケガをしない。痛みに強いこともそうだし、ケガに強いこともすごく大事なこと。和也だけじゃなくて、和泉も少ないよね。出てくる選手たちはみんなそうだと思います。もちろん、トレーニングをしていることもあるけども、痛みに強いというのはやめてしまうか、続けるかだと思います。だからケガの時に一番大事なことは、痛いか痛くないかじゃなくて、やれるかやれないか。痛みではなくてやれるかやれないかのところを判断できる選手がやっぱり上に行くと思います。


ークラブはJ1通算400勝まであと2勝に迫りました。

いつもそうだけど、1試合1試合、全力で勝つためにやっているし、勝ちたいに決まっている。そこは特別なことではないですよ。ただ、この前もそうだけど、我々らしく勝つというのがあるから、あれだけのお客さんが入ってくれていると思う。そこはしっかり追求していくことですね。それが本当に安定してくれれば、もっともっと勝てるチームになると思うので。そこをしっかり目指して、勝ちたいと思います。


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