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【動画】明治安田生命J1リーグ第21節 浦和戦 前々日監督会見

28月

本日8月2日(金)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第21節の浦和レッズ戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―前節から約2週間が経過しました。練習試合を行ったりと、思ったよりも短く感じた2週間だったのでは?

短いと言っても、この暑さだからね。練習時間を変えないといけなかったり。1週間目は選手もかなりキツかったと思う。その中でそれぞれの選手が目標に向かってやってくれた。今週もすごくいいトレーニングができたと思う。ただ、それをコンスタントにやれるかどうか。もう1日あるから、しっかりそこを自覚していきたと思います。


―今週もある程度の負荷をかけて、連続性というテーマを意識したのでしょうか?

そうだね。連続性もそうだし、やっぱりボールを失わないということが第一の前提なのでね。そこの注意点。逆に言ったら、ボールを取るためにやっているわけではなくて、自分たちはやり続けるためにやっているので。そこのところの技術。それからなにをするか。今見えてないない選手はいないので。ただ、見ていない時がすごく多い。見ていないと見えてないは違うので。見ていないことがないようにということを、特に今週意識させてきた。トレーニングの中ではすごく良かった。


―細かい部分を詰める作業が多かったと思います。そういった部分に対してのチームの動きはどうでしたか?

自分たちの中でうまくいったことをなぞろうとする時もある。その時は「いや、違う」と。常に上がっていくとはどういうことか。もっと的確な判断はたくさんある。見えているものを本当にちゃんと見たら、判断や技術は変わるかもしれない。そういう細かいところを突き詰めてきたというところです。もちろんそれはずっとだよ。1週間、2週間ですべてが解決するわけではない。


―選手の間でも活発な意見交換が見られていました。好ましい出来事なのでは?

もちろん。ただその中でどんどん自分たちが要求していく。なにを要求していくか。見ることがみんなそろわないといけないから、見ることをみんながしっかり要求していく。もう一つは、今度は目だけじゃなくて、声でつながる。そういうところは一生懸命みんながやってくれたと思う。


―攻撃面ではクロスからのシュートを強調して取り組んでいたように思えました。

自分たちの中でペナルティーエリアまで入っていく数がすごく多くなってきている。クロスというより、ラストパスだね。ラストパスをどれくらい質を高く入れていくか。そこを少し強調して。それも一つのチャンスなのでね。真ん中ももちろんチャンスはある。もう一つは入れるということ。その自信に時間を多少割いているんだけど。そこはずっとのテーマだね。


―クロスを上げる選手をセンターバックの選手が担っていることもあります。

グループだから。いなきゃ誰かを入れるし。うちのチームだと、センターバックがそこからラストボールを送ることもあるし、シュートを打ちに行くこともある。それはポジションにとらわれることはない。


―その部分は日に日に良くなっている印象です。

だいぶね。やっぱり彼らの中に力はだいぶ溜まっているので。そういう意味では気づき。気づいていくと、それができる。それを常に気づいて変えて、気づいて変えて、敵と本当に闘えるようになってくれたら、チームとして本当に良くなると思う。そこは強調してね。彼らの力はどんどん上がっているので、どんどんトライしてほしいと思います。


―G大阪戦では自陣に引く場面もありました。

引いたわけではないんだよね。自分たちの中の一人ずつの目がそろっていなかったところがあった。あの状況では仕方のないところがある。そこは彼ら選手の中でやればいいと思う。いつもよりは多少テンポが落ちたけど、別にそれが悪いわけではない。ただ、うちはそのテンポでやろうとしているわけではない。その都度その都度でなにが最適かを考えてやっていけばいい。


―そういった使い分けという形も出てきているのでは?

選手がやりやすいようにやればいい。この間の場合は選手が気づいているわけではない。しっかりやられないで、落ち着いてサッカーができたということは、一つ進んだことなのでね。そこはいいと思います。そこでガチャガチャ言っちゃって変わるのも、また違うのでね。一番大事なことは、彼らが自分の意思でやろうとすること。試合の90分は彼らのものなのでね。そこは良かったと思う。それを今度は、この2週間やってきた中で、自分たちの一番最適なもの。わからないからね。もしかしたらスタジアムの気温が50度になるかもしれないし(笑)。それは自分たちでね。状況はその中で起こることだから。それを自分たちで判断してやる。それでだんだん強いチームになっていかないといけないと思います。


―クラブユース選手権でグランパスU-18が優勝を飾りました。大会後に監督や選手たちが「クラブが目指している攻守一体のサッカーは正しい道なんだ。それを多くの人に伝えたかった」と話していました。

試合を見たけど楽しそうにやっているよね。やっぱり技術の正確性で差を付けられたと思います。それでどんどん上に来てくれたらいいと思う。一番は楽しんでサッカーをやっていて、自分たちが主語でやっていたことがすごく清々しかった。全員の努力だと思う。ここの場合は(アカデミーとの距離が)遠くないのでね。試合を見ていても、ほとんどが一緒に練習している選手だった(笑)。コーチも見ながら、「みんな知っているな」と話をしながら応援していました。


―トップチームに参加している選手がたくさんいました。クラブの目指している一体感というものが少し見えたのでは?

グラウンドではそうだね。選手が自信を持ってやるということはすごく大事。その自信の裏付けは技術だと思うので。我々も試合を見て、すごく大事なことを教えてもらったなと思います。


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