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期限付き移籍決定の櫛引一紀が感謝のメッセージ「チームメイトに恵まれた2年半でした」

257月

7月25日(木)、櫛引一紀が大宮アルディージャに期限付き移籍することが発表された。移籍の決定を受け、『INSIDE GRAMPUS』は同選手へのインタビューを実施。移籍の経緯や新天地での意気込み、苦楽をともにしたチームメイトへの想いを聞いた。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




ー大宮への期限付き移籍が決まりました。現在の心境を教えてください。

苦しい状況にある中でチームを抜けることになり、シーズン最後までやりきることができなかったことへの申し訳なさ、ふがいなさを感じています。しかし、自分が置かれている状況と、その中で大宮が僕を必要としてくれたことを踏まえ、「大宮で力になることができるのなら」と移籍を決断しました。個人としては、今シーズンも自分がやるべきことを全力でやってきたつもりですから、後悔というものはありません。今は移籍先の大宮で「やってやるぞ」という気持ちでいます。


ー出場機会が移籍を決断する上で最も大きな理由になったと。

そうですね。ここ最近は、メンバー外となって試合に絡めないことが多くなってきたと感じていました。自分のサッカー人生があと何年あるかわからない中で、このままではもったいないというか、そういう思いがありましたね。試合に出られるチャンスが広がるというのは、選手としてすごく幸せなことです。サッカー選手はピッチに立ってなんぼだと思いますから。


ー出場機会が限られている状況でも、全体練習後に継続して自主練習に取り組むなど、トレーニングに対して真摯に取り組んでいました。選手としてはモチベーションを保つことへの難しさを感じてもおかしくない状況だったかと思います。モチベーションを保つことができた要因は?

チームメイトの存在が大きかったです。時には気持ちが沈んでしまうこともありましたけど、常にチームメイトはポジティブな声を掛けてくれて、僕を助けてくれました。チームメイトが懸命に頑張っている姿を見て、「もっと自分もやらなきゃ」と思うことも多々ありましたよ。誰もが試合に出るために一生懸命に取り組んでいたので、モチベーションを下げることなく取り組めていたのだと思います。

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