3/24(土)、トヨタスポーツセンターでトレーニングを行いました。
最初はアジリティートレーニングからスタートし、バーを使ったストレッチで体の準備をしていきます。
ウォーミングアップの後はボール回しのトレーニング。GKも交えてボールをつないでいきます。
続いて行われたのは、継続して実施されている2対2のトレーニング。回数を重ねるごとに、スムーズな突破が多くなってきている印象を受けます。
その後は攻撃陣と守備陣に分かれて別々のトレーニングに臨みます。攻撃陣が最初に行ったのは、三人一組でのシュート練習。ランダムに置かれたコーンの密集地帯を素早いパス交換で突破し、シュートにつなげます。その後はポストプレーからのシュート練習を行いました。一方、守備陣は四人一組でDFラインを形成し、横へのスライドや裏を狙われた時の対応を確認しました。
ポジション別練習の後は再び全体でのトレーニングに戻り、3対3での崩しの練習を行いました。攻撃陣がトライアングルを作り、まずは横パスで守備陣の“ズレ”を作ります。頂点にいる選手に向けた縦パスを合図にスピードを上げ、シュートまで持ち込む形を繰り返しました。
続いてのメニューはクロスの練習。右サイドからは宮原和也選手、左サイドからは秋山陽介選手がクロスを供給します。罰ゲームつきの勝負になると、激しかったトレーニングがさらにヒートアップ。守備陣が守りきり、攻撃陣にはジャンプ10回が与えられました。
本日最後のトレーニングはハーフコートでのミニゲーム。リーグ戦に出場しているメンバーが2チームに振り分けられ、通常とは異なるメンバー構成で行われました。1-1で2本目の終盤を迎えると、風間八宏監督が「ゴールデンゴールにしよう」と指示。最後は小林裕紀選手のゴールでビブスなしチームが勝利しました。
チームは25日、非公開での練習試合に臨みます。
深堀隼平選手
―調子がすごく良さそうに見えます。ご自身の感覚はいかがですか?
(ルヴァンカップ広島戦で)初ゴールを決めて、気持ちの部分ですごく楽になった感じがあり、練習でも伸び伸びとプレーできているように思います。
―得点を取ったことで感覚が変わったのでしょうか?
感覚というか……何でか分からないですけど、体が軽く感じるようになって。リラックスできていて、力を抜いてやれているのかなと思いますね。
―広島戦の得点はご自身にとって価値のある1点になったということですね。
大きかったと思いますね。日々の練習も変わりました。
―監督からのアドバイスにも変化はありましたか?
そうですね。今日の練習でも監督から直接、アドバイスをもらいました。サイドバックで起用されることもありましたけど、今はFWとしてプレーさせてもらっているので、期待してもらっているのかなと思っています。FWなので、明日の練習試合でもゴールにこだわってプレーしたいです。
―サイドバックでのプレーもいい経験になったのでは?
相手にされて嫌なプレーも分かりましたし、視野も広がったように思います。
―「前で勝負したい」という気持ちを常に持っていましたよね。
それは忘れていけないことだと思っていたのでずっと意識していました。昨シーズンもFWでプレーできない時期がありましたけど、練習が終わってからシュート練習をしていましたし、そういった積み重ねが出たのだと思います。
―広島戦では得点後に佐藤寿人選手とハイタッチをしたのが印象的でした。
寿人さんが一番喜んでくれたのではないかと思います。試合に出れない時期も、一緒にご飯に行って話を聞いてくれていましたし、「シュート練習しようぜ」と誘ってくれることも多かったんです。寿人さんが僕を気に掛けてくれていたのは伝わっていたので、決めることができて良かったですし、寿人さんが喜ぶ姿を見れて良かったと感じました。
―つかんだ自信を明日の練習試合でも生かせるといいですね。
結果を出せれば来週のリーグ戦にも絡んでいけると思います。練習でいくら調子が良くても、やはり試合でできなければ監督も使おうと思わないはずなので。実戦でもできるということを見せるいい機会だと思います。
―連戦に入って試合数が多くなることもプラスに働くかもしれませんね。
はい。ケガ人もいてメンバーも少ないので、チャンスは確実に増えると思います。チャンスを与えられている状況ではあるので、これを生かせるかどうかは自分次第だと感じています。今は体だけでなく気持ちの部分でも楽にやれているので、いつも通りに取り組んでいけば結果は出ると思います。
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