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【動画】明治安田生命J1リーグ第16節 清水戦 前々日監督会見

206月

本日6月20日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第16節の清水エスパルス戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


ーチームの雰囲気はいかがですか?

雰囲気というよりも、次から次へと来る試合に向けて照準を合わせています。そういう意味では、自然に入れていると思います。


ー仙台戦は90分を通してペースを崩さずに闘いました。選手を入れ替えて臨んだ一戦でそういった闘いを披露できたというのは、次の試合につながるのでは?

ずっと言っていますが、選手がすごくいい競争をしてくれています。あれでチャンスを次につなげることができますよね。うまくいかなければまたやらなければいけないし、出られていない選手もいる。そういうところの競争はいつでもあり、トレーニングで良ければチャンスが来る。試合で良ければまた次の試合にも出ると。すごくいい循環じゃないかなと思います。


ー昨日の仙台戦に出場しなかったメンバーの状態はいかがでしょうか?

あるところでは足りないところ、これからつけなくてはいけないところを理解した上でトレーニングをしなくてはいけません。また、コンディションをしっかりと調整することですね。「みんなでやる」というのはそういうことで、この連戦の中でもいい循環でできていると思います。


ー中二日で清水戦を迎えます。

中二日が5試合、6試合続いたらきついとは思いますけどね。昨日の場合はその前に出場したメンバーが多かったわけではないので、そういう意味で良かった選手はそのまま使えるということです。昨日のようなゲームができれば、そこまで意識することはないのかなと思います。


ー昨日の試合では選手たちが技術の高さを披露しました。

速いサッカーというのはお客さんが見ていておもしろいんでね。それが一番ですよ。勝ち負けだけでゆっくりすることを選ぶことはしません。自分たちの中で一番速いものというのはお客さんが一番楽しんでくれる要素であり、驚きでもあります。昨日の2ゴールはきれいだったと思います。


ーいい流れで清水戦に向かえると。

もちろんそうですけど、そういう考え方ではないですから。前よりもいい試合をすればいいだけの話です。俺たちの中では次の質をもっと高めることのほうが、集中する要素になります。敵よりも自分たちがどれだけできるかで勝負は決まってしまいます。その勝負というのは自分たちの質が決めるものですから、そこに対して徹底的にこだわっていくしかありません。


ー大分戦では宮原和也選手が得点を記録しました。最終ラインの選手たちはより積極的に相手ゴールへ迫っている印象です。

全員がストライカーだし、全員がディフェンダーです。自分たちの距離の中でやるということですよ。システム論ではありません。だから、システムをいじっても意味がないんですよ。どれだけの距離でやるか。そうすれば相手のシステムは意味をなさないので。そういうところも含めてどんどん成熟させていく。つまり、個人の質を向上させていくということです。そうすればもっと点が取れると思います。現に前の試合でシン(中谷進之介)は何本もシュートを打ちましたよね。残念ながらストライカーではなかったですけど(笑)。みんな点を取るためにサッカーをやっているので、前に行ってもらって構いませんよ。


ー国際大会に参加していた相馬勇紀選手には、どのような変化があったと感じていますか?

違うものを見てくることはすごく大事なことなんでね。選手というのはそういうところで成長していくものですから。ただ、自分たちの中でたくさんの判断ができるサッカーというのはやはり違うので、彼もまた目の色を変えてやると思います。こっちとは速さも違うと思うので。あまり言うと、(監督を務めていた)横内(昭展)に怒られちゃうな(笑)。


ー仙台戦の2点目は“急ぎすぎない形”から生まれたゴールでした。

急ぎすぎるというのは通らないパスを出してしまうということです。テンポはいいんですけど、ミスになってしまうから良くないという話ですよ。できないなら無理をする必要はないということです。それができれば問題ないですけどね。1点目も2点目も、どうしたらフリーになるかというところで、入り方を意識してやってくれたので、練習のイメージでできたのかなと。一人ひとりのイメージがつながったと思います。


ーチームの形を証明するような得点でした。

みんなが点を取りにいくと、あれだけ(ペナルティーエリアに)入っていけるんでね。5人も6人もペナに入っていくのはうちだけだと思います。下手したら9人ぐらいいることもあるけど(笑)。そうなると、今まで相手を外していたところを、外さなくてもフリーになる選手が出てくるかもしれませんよね。外している時間もないかもしれないですし。そこで今度はパスの精度を上げていかなくてはいけなくなります。このサッカーは足りないものがどんどん出てきます。今が良くてもすぐに変わってくるから、ずっとやり続けるしかありません。良くなれば、もっとおもしろいものが見せられるようになると思いますよ。


ー秋山陽介選手のパフォーマンスはいかがでしたか?

練習でいいのでね。彼の中で「左サイド」という考えが固定されてしまっていて変化がなかったので、ポジションを変えることで目が開くのかなと。すごく良かったと思いますけど、途中からは安心してしまったので、「元に戻っているぞ。後ろと横ばかりになっているから前に行け」と伝えました。そこからはまたやりだしたのかなと。それが自然に体についてくれば、もっとおもしろくなると思いますね。

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