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JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦 仙台戦後 監督会見

196月

6/19(水)、JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでベガルタ仙台と対戦し、2-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督


メンバーが違っても、それぞれが自分たちの目的を持って、例えば受けるところであったり自分たちの距離、リズムでやるところをすごく意識してやった結果、たくさんのいいプレーが出たと思います。ですけど、まだまだ細かいところを解決していってもらいたいと思った試合でした。


―リーグ戦とカップ戦を分けて考えない、一つのチームだと普段から話されています。リーグ戦と同じように相手を押し込むプレーが増えたことは評価できるのではないでしょうか?

多くの試合ができるということ、それからその時に全ての選手にチャンスがあるということ。もちろんトレーニングの中でもすごく高い意識でやってくれていますが、やはり試合をさせなければ変わらないですし、それと同時に、練習で良ければ試合に出られない選手はいません。練習で良かった選手が試合に出るので、そういうところは変わっていませんし、いい競争もしてくれています。ハーフタイムでも、言ったことを修正し、そしてトライしてくれています。そういうところをもっと突き詰めていきたいと思います。


―マテウス選手のプレーがより丁寧になっていたように感じました。

マテウスには「ボールを持って考えるのではなく、ボールを持つ時間を短くしよう」と言っています。例えば、ドリブルでも今日は仕掛け(のタイミング)が早かったですね。あとは自分が動き直してまたもらうところも速かった。一歩遅れるところもありましたが、自分の中で話しながら改善し、ゲームをしてくれた。彼の得点能力はもちろん評価していますが、ペナルティーエリアの中で得点を決めたのは今日が初めてではないでしょうか。ですから、それだけ動きの質が上がっている、そして「いつどう動くか」ということが、おそらく今日の試合で見えたのではないでしょうか。彼にとっても、我々にとってもすごく大切な試合になったと思います。


―菅原選手はこの試合を最後にチームを離れ、オランダでの挑戦を始めます。期待も込めて、彼の評価をお聞かせください。

菅原はまだまだ可能性というところで、技術の面を徹底的に高めていってほしいです。それは頭の中で理解していると思いますし、海外へ行って頼りになるのは技術という自分の武器だと思います。なにかあった時には、それをもう一度思い出してもらえれば。彼は闘うところがすごく好きな選手ですし、そこに正確な技術も伴ってくれば、向こうでも活躍できると思います。頑張ってほしいですね。